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二形小説書物庫
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罰ゲーム(普通に……・あなざーEP3)
By 優兎
2009-02-28 22:04:40
カツ……カツ…。


『一文字 雪乃』

ざわざわ……。

黒板に書かれた名前に、教室中がざわめいた…。

転校初日……。

一文字の名を持つ雪乃の名は学校中に知れ渡った。



W62CA
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By 優兎
2009-06-16 23:06:27
その日の夜。消灯前の僅かな時間。

本土からの雪乃宛てに掛かって来た電話は、意外なコトにゆかの母ルミだった。
雪乃が死別した本当の母親と同じくらい、敬愛している人である。

「お母さん!?
どうしたんですか?」

この学園に転校したことは、るなやゆかですら知らないハズである。
ましてや、ルミが知り得るコトなど有り得なかった。

『うん。今日ね雪乃ちゃんのお母さんって人と、偶然スーパーで出会ってね?
雪乃ちゃんのコト教えて貰っちゃったから……』


つぅ……っと、雪乃の背筋を冷たい汗が伝って落ちた。

義母であるみつねは、政界にも影響を及ぼす富豪の一族の娘である。
わざわざスーパーなんかへ行く人間ではない。

だから、偶然ルミと『スーパー』で出会う訳などないのである。
もし……本当に会ったのなら、それは……。

『雪乃ちゃん?
どうかしたの?』

はっと、ルミの声で雪乃は我に返った。

「ううん……。なんでもないんです…」

口の中はカラカラに乾いていて、とても喋り辛かった。

『そう? じゃあ……あまり邪魔しても悪いし……おばさん切るわね?』

「あっ……お母さん!」

『なに? 雪乃ちゃん』

「あの……体とか…えっと……色々…気を付けて…」

『……うん。ありがとう雪乃ちゃん。
久しぶりに雪乃ちゃんと話せて、おばさん嬉しかったわ。
雪乃ちゃんも体に気を付けるのよ?
じゃあ……切るわね?』




W62CA
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By 優兎
2009-08-18 02:49:02
ルミの声を聞くコトが出来、雪乃はとても嬉しかった。

しかし……。
雪乃は、服を冷たい汗でぐっしょりと濡らし、その顔は憔悴仕切っていた。

みつねがルミを知っていて、出会っている……。
みつねはルミに、どう自分のコトを話したのだろうか?

……まさか……。
手を血で汚したコトを?

ぞくりとして、体中が震えた。
それは罪の重さなどではなく、穢れた自分をルミに知られたと思ったからであった。
こんな自分をルミはどう思うだろう?
また、抱きしめてくれるだろうか?

いや……。冷たい眼差しで、きっと蔑み、罵倒するに違いない。

歪む視界の中。雪乃の目の前に、恐ろしい形相のルミが立ちはだかった。
最近は収まっていた幻である。
そしてルミは、かつてない程の激しさで雪乃を罵倒し始める。

「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……」

ルミの罵倒に耐えかね、雪乃は耳を塞ぎ、体を縮こまらせ、小さな声で謝りながら、その場を逃げ出したのだった。




W62CA
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By 優兎
2009-11-27 02:53:30
みつねの白い手が、娘に似て健康的な色の肌を滑り、乳房……その先端の硬くしこった乳首を捻りあげた。

「はあぁ…っう!」

ルミの口から甘い喘ぎが漏れ、みつねは更に乳首を捻りあげる…。

「ご主人様ぁ……あれで……良かったですかぁ?」

「えぇ……くす…。賢い雪乃ちゃんなら…これでやる気を出してくれるはずだわ」

……もっとも…。雪乃ちゃんは、大好きなお母さんが私の奴隷だなんて…思わないだろうけど…。
みつねはいやらしくほくそ笑むと、ルミの唇に自分の唇を重ねた。


W62CA
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