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ボツネタ(高銀)
By 六花
2010-03-13 19:07:56


データ整理したらでてきました。
男娼銀ちゃんと客高杉。エロです。
書いてる途中でわけわかんなくなったぽい爆


※以下、突然始まって中途半端に終わります…






【そして、おちる】








「あ…銀時、さん?」

「え…あ、はい。あ、と…高杉さんですね?」

「クク……ずいぶん若いな、あんた」

「は?」



呼び出されたホテル。目の前で笑う若い男に面食らった。
おそらく自分と変わらないくらいだろう。



「ちょ…その言葉そっくりそのままバットで打ち返してやるよ」

「はは!威勢のいい兄ちゃんだな……銀時ってなに、本名?」



カチリと煙草に火をつけて、男はふてぶてしく煙を吐き出した。
その態度が妙にしゃくに触り、客だということも忘れて思い切り不機嫌に顔を歪めた。



「はぁ?本名なわけないっしょー。源氏名ですよ源氏名……んぁ?ちょ、なに――…」

「きれい、だな……」



無遠慮に伸びた腕。彼はさらりと俺の髪に指を滑らせて、ぽつり呟いた。


「え…」

「髪……きれいだな、って……地毛か?」

「え…あ、ああ…」

「ふん…」



初めて、だった。俺の髪――銀髪を褒めた人間は。いや…過去にひとり、松陽先生はきれいだと褒めてくれたっけ。
ほとんどは珍しがるか気味悪がるかのどちらかで、こんなふうに素直に褒めてくれる人間は初めてだった。
ゆらゆらと紫煙をくゆらせながら、客は満足そうに笑う。自分の動揺を見透かされたようで恥ずかしくなった俺は、ようやく我に返る。


(なにやってんだ俺……仕事しなきゃ)



「えっと……で、どうします?俺、タチでもネコでもどっちでもいけますけ――ッんふ!?」

「……ン、ぁ……んなこたぁどーでもいい。俺はただ、あんたを―――



不意打ちのキスに目を見開くと、相手は清々しい笑顔でさらりと言ってのけた。



「――ぐちゃぐちゃにしたいだけだ」

「は…はぁっ!?」

「ククッ…そそられるぜ、その顔…」




抵抗する間もなく乱暴に床へと押し倒される。コイツ華奢に見えて意外と力があるな…なんて冷静に分析している俺は馬鹿だ。
次の瞬間にはガンッと後頭部を打ち付けて眼前に火花が散った。倒れたのは運悪くテーブルの脚の上だった。



「痛っ!…てっめ何しやがる!!」

「はっ!これがあんたのお仕事だろ。なぁ…銀時、さん?」

「っ…」



そう言われるとなんの反論もできない。グッと唇を噛み締めてされるがままに身を任せた。
それに恥ずかしい話、抱かれてもいいと思った。仕事など関係なくこの男になら、と。そう思ってしまった。
アレ?…俺、間違ってない……?


ぐちゃぐちゃに――そう言うわりに彼はがっつくでもなく、どちらかといえば丁寧に愛撫を施した。
たぶん今まで相手をした客の中でいちばん丁寧で、そして最高に感じる愛撫。
これは、やばい……背中にべちょりと嫌な汗が吹き出る。



「……んっ、…は、ぁ…」

「…どうしたよ、かわいい声だしちゃって…?」

「…ひゃ…あ、ぅ…ン――や…あ、あ…」

「ククッ……あんた最高だ」



ぴちゃり。耳を首を胸を…全身を這う舌が卑猥な音を響かせて。思考が停止する。銀時…偽名を呼ぶその声にとろとろと脳が溶けていく。そろり肌を滑る指先、それが触れる箇所すべてに感じてしまう。だらしなく開いた唇からは、自分でも恥ずかしくなるほどの甘い声が漏れ出る。自分のようで自分じゃない――不可思議な感覚に戸惑いながらも、押し寄せる快感にびくびくと跳ねる躯が止まらない。




欲しい―――…


もっと――欲しい…




「あ――あ、ぁ…う……」

「銀…銀、時ィ……」

「んんっ!ア…っ…ひぁ…」

「もっと啼けよ…なぁ、ぎんとき……」




甘く優しく嬲る手が突き落とす、深いふかい海にも似た底のない悦楽。
抵抗なんてできない、しようとも思わない。このまま溺れて、おちて、沈んで、ずっとずっと





つながってたい…


欲しい…



ぐるぐるまわる意識の底でふざけたことを思う。
これはビジネスで躯のみのつながりで。それ以上求めてはいけない――俺も、客も。



「――しぃ」

「は――?」

「あんたが…欲しい――、銀時ィ――…」





(あぁ…ずるぃ…)
















未完。だけど続かないwww




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