[携帯モード] [URL送信]

[返信する]

ボツネタ(士銀)
By 六花
2010-06-07 00:39:13


『オカマの日』ネタ 〜若土方と若銀〜



土方・近藤たちは武州を出て一度京へ。
京にて松平と会う。
道場を開く許可を要請するつもりの近藤。
帯刀許可を願う土方。

京の夜、花街、松平に連れられ近藤・土方らはオカマバーへ。総悟は留守番。
そこで記憶を失った銀時(源氏名:銀花)と出会う。
攘夷戦争後、京へ落ち延びた銀時。ぼろぼろで倒れていたところをママに拾われる。

銀花の儚げな雰囲気についぞそそられる土方。
それを見抜くママ。

「その子はダメよ。あんたみたいな田舎者には…いえ、幕府のお侍でさえ無理かもね。銀花を買えるのは今じゃあ天人くらいなもんよ」

「買う…だって?おいアンタ…まさか!?」

こっくり頷く銀花。

「っ…オイオイ、なにバカ言ってやがんだ?知らねぇのか、売春は御法度だぜ?…近藤さん!松平のオッサン!あんたらなんで黙――…」

「ト、トシ…」

「若いってぇのはいいねぇ…おじさんうらやまし〜ぃよぉ」

「ちょっとちょっと、誰がこんなケツの青い子連れてきたのぉ?笑」

「!るっせ、青ヒゲぇええええ!!!!」

スッと、今まで黙ったままの銀花が立ち上がる。

「…兄さんよ、クソ甘ぇこと言ってんじゃないよ?アンタこそ知ってんのか、今のこの世の中を――俺は…俺らは、こうでもしなきゃ生きてけねーんだ。アンタらみてぇな呑気な田舎侍とは違うんだよ。ここにいるやつはみんなこうして生きてる。明日を生きるために今日の自分を、身も心も全部売って必死に生きてんだ。最低なクソ天人どもに体を売るのがどんな気持ちか、アンタにわかるか…?今この瞬間を生きるために俺たちゃ必死なんだよ。それが御法度だってーんならその腰の刀、今ここで渡しな。テメェの目の前でキレーに腹かっ捌いて死んでやらぁ!!!!!!」

「て…てめ、黙ってきいてりゃ――…」

「トシ、やめろ」

「でも近藤さんっっ」

「とぉ〜しぃ〜、いいかげんにしないとおじさん怒っちゃうよぉ〜」

「まったく…銀花も、そこらへんにしときなさいよ。あんたに死なれちゃ困るの、わかってんでしょ?」

「けっ…ごうつく妖怪が…」

「だれが妖怪ですってええええええ!!!!!!」

「ちょっとママ!落ち着いてママ!」

ぎゃーぎゃーと賑やかな店内に電話のベルが響く。

「銀、ご指名よ」

「…はいよ」

「はいよじゃない、はぁ〜いvv でしょ!ほんとにあんたって子は!」

「……はぁ〜いvv  …んじゃあね、お侍さん。ちょっくら春を売ってくるわ」

「銀花!」

「はいはい…ったく、うるせぇばば…じじぃ?だぜ…」

「ちょ…っ、アンタ」

「あ?――」

「ほんとに……いいのか?その…アンタそれで――」

「アンタ…じゃなく銀花、ね。そんな顔すんなよお侍さん、俺これでも売れっ子なのよ?」

「ア…じゃね、銀花…そういうことじゃなくて、だな…その、なんつーか…――!!!!!」

柔らかな…感触。くちづけ、だ。

「ッ――、ン。どうよ?納得したろ?俺は大丈夫だよ。…でも――」

振り返った銀髪が揺れる。


「――ありがとな…心配してくれて。嬉しかったぜ?」

「べ、別に俺は…!」

「んじゃ、マジで行かないとやばいから…じゃあねん、お侍さんvv」

そそくさと遠ざかる背中。

「お、お侍じゃねえ、俺は…土方だ!土方十四郎ってんだ!覚えとけ!」

ひらひらと振られる白い手が夜の闇に消えていった。







サイトにぅpしたのとは別バージョン。
なんか銀ちゃんの台詞がうざかったので(笑)やめましたww







pc
[編集]
[1-10表示]
[返信する]
[新規トピ]
[戻る]


無料HPエムペ!