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来冥禄〜白玉〜
By 夜々
2006-12-20 15:18:18
微妙な所で区切りました…orzスミマセン
W42S
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By 夜々
2006-12-21 14:04:12

妖忌「妖夢……
お前はもう、立派な剣士だ…
そして、私を見事打負かした…
今…お前は私を超えた…」

妖夢「師匠……」

妖忌「強くなったな…妖夢……
嬉しいぞ…」

妖忌は静かに手を下ろした

妖忌「もう長くは無いだろう…
妖夢、最後に一つ、願いを聞いてはくれんか?」

妖夢「はい…」

妖忌「私の代わりに、幽々子様を…頼むぞ…
未来永劫…守り続けてくれ……
それだけが…私の望みだ…」

妖夢「解りました…
師匠、幽々子様は私が守り続けます
如何なる事があろうと、未来永劫、守り続けます…!」

妖忌「そうか…ありがとう……」

そう言い、妖忌は静かに目を閉じた

妖忌「墨染の桜の元に殉ぜるか…
妖夢……幽々子様を………頼む………ぞ……」



一陣の風が吹き抜けた

妖忌の姿は既に無く

ただ、散る桜と、妖夢の泣き声だけが谺する…





W42S
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By 夜々
2006-12-21 14:25:30








「………む…!………ろ……!」

う…ん……
誰だろ…?
私を…呼んでる…

[そろそろ起きなさい]

誰かが私にそう言った
[ほら、早く起きなさい
貴方を待ってる人がいるわよ]


待ってる…人…?

[ほら、ボーっとしてないで!]

誰かに背中を押された

そこで、私は目を醒ました…



幽々子「妖夢、大丈夫?
悪い夢でも見たの?」

妖夢「幽々子…様?」

幽々子「そうよ
妖夢、大丈夫?」

妖夢「えぇ…はい、大丈夫です」

幽々子「本当に大丈夫?
妖夢、貴方泣いてたわよ…」

妖夢は幽々子にそう言われて気が付いた
自分の頬が濡れてる事に…

妖夢「えぇ、少し悲しい夢を見たみたいです…
御心配かけてすみません…」

幽々子「そう?
ならいいんだけど…」


妖夢「幽々子様」

幽々子「何?」

部屋から出ようとしていた幽々子を止めて、妖夢は言った

妖夢「私は、何があろうと幽々子様を守ります
未来永劫、それは変わりません」

幽々子「妖夢……」

妖夢「私は、何時でも幽々子様の側に居ます
まだ未熟かも知れませんが、必ず一人前になってみせます!
だから…」

幽々子は、妖夢を静かに抱きしめた

幽々子「妖夢…ありがとう
貴方はもう、立派に一人前よ」

妖夢「幽々子様……」

幽々子「だから…ずっと側に居てね、妖夢」

妖夢「はい……はい!!」










―――fin――
W42S
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