[携帯モード] [URL送信]

[返信する]


紅い彼岸の戦い〜彼岸花〜
By 親方
2007-02-05 00:54:54
ラストです。
N902i
[編集]

By 親方
2007-02-05 00:56:04
戦場は混乱状態になっていた。
レミリアの側近でさえ闘ったいて本陣にほとんど人がいなかった。
――狙える。
覆面姿の人物が誰なのか判らなかった。
そして場違いな椅子に座っている人物に向かって突き進んだ。幽々子の瞳が女を見下ろした。

大きく生えた羽、血のように紅い目、落ち着いていた人物は幽々子を見上げた。

――レミリアだ!
確信した幽々子はレミリアの横に馬をつけ乗り出すようにして、妖術で強化した扇子の一撃を加え、レミリアは横に置いていたグングニルで受けた。
幽々子は馬を正面に向けてもう一撃叩きつけた、しかし弾くように防がれた。

今まで無言だった幽々子は初めて獅子九一斉、威嚇するとも自分を叱咤するとも取れる気合いを放った。

その声にレミリアの目が鋭くなった。
そして横に凪いだ扇子をグングニルは鈍い音をして受けとめ、小刻みに斬りつけた一撃を防いだがグングニルが折れてしまった。

その時幽々子の切っ先がレミリアの肩をかすめた。苦痛で顔をゆがめる。
――いける!!
大きく振りかぶった時、馬が棹立ちになった。

咲夜『お嬢様!大丈夫ですか!』

戦場に幽々子の姿がない事に気付いた咲夜が急いでレミリアの元に駆け付けたのだった。
幽々子を狙ったナイフだったが外し馬の尻に刺さったのである。

咲夜『西行寺幽々子!覚悟!』
そう言うと無数のナイフが幽々子目がけて飛んでくる。
すると幽々子は扇子を広げ投げ放った。

咲夜『なっ!?』
扇子はナイフに当たると蝶が飛び散り、ナイフをすべて当たり落とした。

レミリアも咲夜もあ然としている所を幽々子は去って行った。
――残念だったわね……

戦場を見直すと奇襲部隊が戻っていた。
変なのが前から飛び蹴りをして来たが、馬の勢いを利用してラリアットを食らわした。

そして撤退する時ふと、妖夢はどうしたろうかと思った………

N902i
[編集]
[#次]
[1-2表示]
[返信する]
[新規トピ]
[戻る]


無料HPエムペ!