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紅い彼岸の戦い…彼岸へ…
By 親方
2007-01-28 02:04:38
戦国時代を東方キャラで作って見ました。
１作目は、有名な川中島の戦いです。主人公は幽々子です。
登場人物。
上杉謙信・幽々子
姉の忍・妖夢
妹の忍・妖紅(半霊)
直江実綱・藍
本庄宗緩・小町
侍大将達・騒霊姉妹
武田信玄・レミリア
飯富昌景・咲夜
武田信繁・パチェリー
パチュの側近・小悪魔
山本勘助・中国
謙信の親友・紫

妖紅はオリキャラでお願いしますm(__)m
N902i
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By 親方
2007-01-28 02:44:48

自室の襖を開けて出て来た時には藍と小町が控えていた。
幽々子『直ちに兵をだすわ。』と、緊迫した口調で云った。
幽々『紅い悪魔が彼岸畑まで来てるわ。この機を逃す事は出来ないわ。』

藍が眉を僅かに吊り上げ、小町は愛用の鎌を置いた。二人共無言だった。

幽々『どうしたの。聞こえてないの？直ちに兵を出すと云ってるのよ。』

藍『ﾚﾐﾘｱ･ｽｶｰﾚｯﾄがこちらに攻めて来たと言う噂は二週間も前の話です。それまで冥界の前でとどまったままでありましょうか？』

藍が穏やかな口調で指摘した。

幽々『否、間違いないわ。私の手の者が報せてくれたわ。』

幽々子は双子の忍、妖夢と妖紅の情報を語った。

幽々『血染めの｢在｣の字だったわ。瀕死の妖紅が報せてくれた事よ。』

偵察に行っていた二人は敵に見つかり重傷を負った。妹の妖紅は深くまでさぐり込み姉との合流場所に到着した時には血だらけだった。そして今度こそ死霊となった……

この話に小町は疑わしげにふむ、とうなずき、藍もかすかに首をかしげた。

小町『とどまっているとすれば、一体何をして…』

と小町が幽々子の顔をうかがった。

幽々『そこまでは分からないわ。この間の私のように食当たりで動けないのかもしれないわ……とにかく彼岸畑の警戒が異常ではない事はたしかよ。』

小町は熱心にうなずいた。しかし藍は、

藍『これは罠にはめるつもりかもしれないです。少数の兵をあちこちに配置し、こちらを混乱させる罠かもしれません。』

幽々『否！絶対いる！』

幽々子は声を強くして二人を睨み付けた。

幽々『妖紅が死してなお伝えてくれた事よ。たとえ罠だとしても蹴散らしてあげるわ！！』

普段は落ち着いている幽々子だったがこの時だけは違った。
―――この人だけはどんな呪縛に惑わされることなく真っすぐ相手を見ている。それを私達が足かせになってはならない。と藍は思った。

恐れ入りました。と藍は静かに頭を下げた。
小町も無言で軽くうなずいた。
『良し。』と幽々子もうなずいたが小町が口を挟んだ

小町『紅い悪魔が彼岸畑に居るか確かめる手はどうするのですか？』

幽々『三途の川の入り口まで行けば分かるわ。さ、出陣の準備にかかりなさい。』

この時、幽々子はすでに妖夢をもう一度偵察に向かわせていた…………
N902i
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