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By 親方
2006-12-30 01:34:10
私とこの子が出会って三日目になる…
毎日この場所で待っていてくれる…
この子が話してくれても特に話返す訳じゃなく、一言二言ぐらいなのに退屈せず私のバイオリンを聞いてくれている………
ルナサ『なあ……』
?『う〜ん?』
私はバイオリンの演奏を止め質問をして見る。
ル『どうしてそんなにヒラヒラな服を着ているのだ?』
?『え〜っと…これわぁ〜…ちょっと…』
ル『あっ…すまない…』
?『いいのいいの!気にしなくて♪』
ル『それでは、毎日私のバイオリンを聞いて退屈じゃないか?』
?『全然。とても楽しいよ♪』
ル『そ、そうか…』
いつもは姉妹でいる時に、「楽しい音楽」と言われるけど、一人の時に他人から楽しいと言われると少し照れてしまった……。
?『それじゃあ今度はこっちから質問していい?』
ル『なんだ?言ってみろ』
?『こんなに素敵な音楽を演奏出来るんだから、他の場所で演奏しないの?』
ル『何故だ?』
?『もっと他の人に自分の音を聞かせようとか思わなかったの?』
ル『…私には無理だ……』
?『どうして?』
ル『姉妹でいた時は妹達が売り込みをしていたが、自分は口下手だからダメだ…』
?『そっか……そうだ☆』何かをひらめいた謎の女の子……。
ル『?、どうかしたか?』
?『私、用事が出来たから今日はちょっと帰るね☆』
ル『あ、ああ……』
?『それじゃあ〜ね♪』
一人残されたルナサ……
1人になるとこんなにも静かだったのか……
ル(また一人か……)
夏の始まりに、蝉の泣き声が止んだように聞こえた…
N902i
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By 親方
2006-12-30 01:35:39
今日も森に来たが、あの子の姿がなかった……
やはり一人か……
そう思っていた時……
?『ゴメン〜!!遅れちゃった!!』
やはり来た…
?『ごめんね!寝坊しちゃって!昨日はちょっと忙しかったものだから…』
ル『……いいさ……好きにすれば…』
ルナサはこの子を邪魔物扱いする訳でもなく演奏を始めた……
今日は特に暑かったが昼ごろになると珍しい人物がやって来た。
咲夜『少しよろしいでしょうか?』
ル『?』
?『?』
声のした方向に二人共反応をすると、メイドがいた。
咲『ルナサ・プリズムりバー様、少し時間を頂けますか?』
ル『何の用だ?』
咲『我が館の主人が話がしたいと申していまして、紅魔館まで来て頂きたいのです。』
ル『紅魔館に?………判った……』
何の用か判らないが咲夜に付いて行く事にしたルナサ……
?『行ってらっしゃ〜い♪☆』
見えなくなるまで手を振り続ける謎の女の子……
長いようで短かった4日間だった。
偶然出会っただけの関係。お互いを何もしらない関係
それでも私は……
?(楽しかったよ……)
N902i
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