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涙のセレナーデ〜リリカ〜
By 親方
2006-12-25 22:20:42
リリカのお話ですm(__)m
1番短かったなぁ……
愛情の差?
画像
N902i
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By 親方
2006-12-25 22:26:23
白玉楼でライブをする為、今日も自分を売り込みに飛び立つリリカ…
り『(よ〜し、今日もあの湖の上で…)』
1番最初にソロ活動を始めた湖に向けて足を運ぶ…
り『う〜ん…今日は妖精達がいないなぁ……よし!』
リリカは演奏準備にはいった。
り『は〜い!リリカ・プリズムりバーで〜す♪今日もここで演奏しま〜す♪』
そう声を張り演奏を始める。
しかし…一向に誰も萃まらない…
り『(今日は誰もいないのかなぁ……一旦中断して場所を変えよっと。)』
演奏を止め次の場所に向かう…
次の場所は迷いの森だった…
り『ここなら兎とか虫達がいるから大丈夫よ。』
先程と同じように声を出し、自分を売り込み演奏を始める。
ざわ…ざわ…
り『(よし!萃まって来た♪この調子で…)』
しかし…萃まっていたもの束の間、一人二人と姿を消すと次々とその場から立ち去って行く……
り『あっ、あれ?』
いつもと何かが違うと思った時以外な言葉を耳にする……
(前にここに練習に来てたバイオリンの人の方がずっといいメロディーだったね…)
姉さん!?
その言葉を聞いた瞬間演奏を途中で止めてしまった…そして、その場には誰もいなくなっていた………
N902i
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By 親方
2006-12-25 22:31:09
?『うーん…今のあなたの演奏じゃあとても人様に聞かせられないわね。』
突然後ろから声がした。少し驚いて後ろを振り向いた。
り『誰!?』
ミ『私?私はミスティア・ローレライ。夜雀よ。』
り『ミスティア……毎日夜になると森で歌っている鳥か……ハァ……』
ミ『何よ!そのため息は!!』
り『夜雀には私の悩みなんか判らないわよ……』
ミ『な、何よ!じゃあハッキリ言わせてもらうわ!!』
ミスティアは息を吸い込むと一気にしゃべりはじめた
ミ『あなたの音楽はね、心がこもってないの!自分の好きなように演奏してるだけで、聞いてくれる人には全然伝わらないわよ!!
だから今もみんな帰って行ったのよ!!
「幽霊楽団」と聞いて呆れるわ!私の方が何倍も聞いてくれる人には伝わるわよ!!』
り『ッ………』
ミスティアの言った言葉にリリカは一言も言葉を返す事が出来なかった……
そして「残念だったわ」と言葉を残しその場を去るミスティア……
地上に降りて木にもたれかかるように崩れるリリカ…足元に落ちてあった文々。新聞が目に付いた…
しかし、その紙面を見て驚きを隠せなかった……
《リリカ・プリズムりバーの音楽はもうダメだ。過去にインタビューした時は、「心を動かす音」と素晴らしい事を言っていたが今はその音が全く伝わって来ない。素人でも判るくらいに不愉快な音になっている》
り『な、なにコレ……』
リリカの表情が真っ青になっていた……
自分の音を見失っていたのに今、気付いた……
り『嘘よ……これは嘘よ…そうウソよ……ウソよ……ウソだウソだウソだウソだウソだウソだ〜〜〜〜!』
森の中に響き渡るリリカの悲鳴……
風吹き荒れる心の中から…聞こえてくるのは…………涙のセレナーデ……………
N902i
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