ブラック組織MOSA
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By クーガー
08-15 15:48
p2
「なんで?なんで?せっかく世界の舞台でこれから活躍だってときに!!」
「それが…前々から腱鞘炎を患ってて引退説ってのはあったんだが…とんでもないヤローだなって…。腱鞘炎を患った時期から…替え玉に演奏させてたらしくて、それがバレて大変だって記事だよ。」
「マジかよ!でも、すぐにバレんじゃないか?替え玉ったって、世界の演奏なんて出来るのか?」
「それがよく似た双子の妹で腕も幼いときから一緒に練習してきたから、同等なんじゃないか?」
「まぁ、一度ズルしちまうと栄光も転落の人生になっちまうってことだな。」
「そうだな。頂点までの積み重ねは大変だが、崩れるのはいとも簡単だな。」
自習の時間も終わり1限の終わりのチャイムが鳴り響く。
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By クーガー
08-15 15:20
P1
HRが終わり1限目が始まろうとしていた。
「今日の1時限目は国語の中島先生が体調を崩しておられますので
自習の時間とします」
担任から自習が知らされ担任が教室を後に扉を閉めると
一斉に生徒達の歓喜が飛び交う。
安嬉や誠二もまたその中の一人であった。
「よっしゃーー!!朝から練習すっぞー!!誠ちゃん」
「ちょっと待てよ!!教室でか?自習っつっても、ほとんどのやつは遊んでるけど……見ろ!!ちゃんと真面目に勉強してるやつが………」
誠二は勉強してそうな人を無意識に指差し……
視線を向けると眼鏡をかけた瀬能が新聞を広げていた。
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「…!!!あれ?瀬能、お前何してんだよ!眼鏡なんかかけて新聞なんか読んでるから別人かとおもって思わず勉強してるやつだって安に教えかけたぞ!!」
「失礼な!高校生にもなって新聞も読まないお前らと一緒にするな。それに日本のことも知ることも勉強だぞ?」
むむ…。
誠二がちょっと瀬能に感心しかけたとき、
教室中に重低音が鳴り響く。
ジャカジャーーーン!!!!ジャンジャン!!
「みんなぁーー!今日は1限目からトップギアのスーパーウルトラライブだぁーーーー!!」
いつの間にかアンプやスピーカーを用意し教壇の上に立ちベースを構える安嬉。
……すると
一瞬のベースの重低音に反応するかのように
教室の扉が勢いよく開かれた。
「安嬉ぃぃーーーーーーー!!!!!」
「げっ!よこせん!!」
「自習時間も大人しくできんのか!!ちょっと来い!!お前は…今、隣のクラスが俺の授業だから、俺の授業でも受けろ!!」
「ちょおーー!!勘弁してー!2時限目じゃん!よこせんの授業は!」
「ははは今日は2回、俺の授業が受けれて幸せもんだな!」
よこせんに耳を引っ張られて行く姿にクラス一同は爆笑。
「はぁ。何やってんだか。アイツ。ところで瀬能、さっきからその記事んとこばっか読んでるよなぁ。なんだ?なんだ?」
「天才ピアニスト嵐山レイの記事だよ。」
「おっ!それならちょくちょくTVで見るからおれも少しは知ってるぜ!海外でもなんか注目されてすごいんだよな。俺たちと同じ年なのに世界ってスゴいよなぁ。しかも音楽でだぜ!!俺たちも頑張らねーとな!」
「それが……ピアニストを引退するかもしれないって記事でよ……」
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マスカレード・ポイズン
By クーガー
08-15 14:28
トップギア
第3話「マスカレード・ポイズン」
再始動。原案兼プロット。
ぼちぼち頑張っていきます。
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