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[0001] 詩7
By XXXXXXXXX
08-17 06:18
黒闇を切り裂く銀の残月は

存在を拒み 蝕むこの闇を

滅ぼそうと 思った




黒闇に穿つ穴は

幾億の星となって

闇を呑み込む

戦いを始めた




気が付けば僕は

水面に向かって叫ぶ

イナクナレ

イナクナレ

水の中の僕は

こちらに向かって そう 叫んでいた

閉じた空の中でも

やはり僕が拒まれるのは

この水の中の僕が

拒んでいる から




残月は思った

自らを拒む夜空なら

いっそ滅ぼしてしまおうと

幾千億の星を穿ち

黒闇を消し去ってしまおう






水の中の声が問う

本当にそうだろうか

始まりの思いは何であったか

キミの真実は 何処へいったのか






第6の封印が 解けた




やがて月が満ちると

それは血のように赤くなって

星は全て地上に落ち

黒闇を灼き尽くす存在の気配が差す




そうだ

僕は 愛されたかった

僕を呑み込む 黒闇に

本当は

受け入れて 欲しかったんだ

それが

始まりの思い

存在の 根




閉じた空が砕け散って

世界に降り注ぐと

それは種になって

土に突き刺さり

芽生え

根を張り

揺るがなきものを造る

見上げた世界は

水と

同じ色を

していた




夜の 終わりが

始まる




[0002] By 暁 紫雲
08-19 18:20
雰囲気に吸い込まれるようでした。
頭の中に世界が広がりました。
色の描写が私には受け取りやすくて。

第6の封印

この意味はもう少し読み返して
みようかと思います。
 
言葉足らずの感想、失礼しました。

[0003] By XXXXXXXXX
08-20 00:37
暁 紫雲さん、感想ありがとうございます♪

感性のリンク、嬉しく思います。稀なので、ね◎

第6の封印については、すみません、考えないでください…。
ヨハネ黙示録からの引用なのです。
僕の解釈で書かれていますけど。

[0004] By 暁 紫雲
08-20 11:45
再び失礼します。
 
感性のリンク。
言葉が自分の色とリンクする詩は
すうっと溶け込めて素敵、です。
 
 
そ…そうだったのですか。。
知識が足りませんでした;

[0005] By XXXXXXXXX
08-21 10:42
知っていなければ伝わらない。

しかし誰もが知っていることなど無い。

コトバの難しいトコですよね。




感想、ありがとうございます♪

[0006] By とと ゃ
08-25 00:01
感想にはなりませんが、


[A bird of heven]

地は焼けて
空は凍てつく

川は血に染まり
海には死が満ちる

大地は揺らぎて
最後の聖者が息尽いた時
「ガフの庭」より小鳥が舞い降り
「魂無き命」を導きさえずる
やがて「魂無き命」が世にいでし時
「最期の審判」が降り
世の終わりが始まる





これは黙示録と映画(第七の預言)を参考に留めたものです。
黙示録を詩にするとXさんのような表現も出来るのですね。
色んな意味で面白い。

[0007] By TAK
08-28 01:39
映画みたいですね。
いいなぁ。
この詩、自分のものにしたいくらいです。"笑

[0008] By TAK
08-28 01:39
映画みたいですね。
いいなぁ。
この詩、自分のものにしたいくらいです。"笑

[0009] By XXXXXXXXX
08-28 03:53
TAKさん、初めまして。

長いので、僕のことはXと呼んでください◎




映画とは、予想外の感想。
僕としては少々抽象的過ぎて、具体性に欠けているかな、という気がしていたので。

しかしその褒めようは、少し照れます☆

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