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[001]
天秤宮
By 鯨 勇魚
11-09 17:53
悪は善を飲み込む
日輪の光りは
第二楽章にあったのだ
アレグレットにはしゃぐあの奈落の最下に生きる意味を賭けたりもした
失望のソナタ
二つの奈落
存在しないテラス
天の制約は
願いなど叶えてはくれない事は知っている
私は第二楽章に面した窓には辛抱のブラインドをかけた月光なのだが
夜に、妄想が暴れ狂い
底を深い悲しみで覗く事で落ちるのだ
見上げれば
アレグレットに踊れ
希望をみせる月光
二者択一を拒み全てを飲み天秤の受け皿ごと割った
ほら第三楽章がペテンをかけてきた
今
意識は確かだ
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