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二形小説書物庫

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≫ 異常に…
By 『CH』
07-13 11:49
「あついよ〜ゆかちゃあ〜ん…」

「ほらるな、しゃきっとして!!夏だからこそ頑張らないと駄目だぞ?」

るなは恋人に背中をたたかれて背筋を正すが、すぐにまた背中を丸めてしまう。
こんな日はるなの唯一普通ではない場所もだれて元気がない。

「でもゆかちゃん…学校行っても冷房なんてないんだよ?弱音の一つくらい吐かせてよぉ…」

「遂に扇風機も盗まれたしね…」

夏の日が燦々と地上のあらゆる生物を焼き尽くさんとしているのではないか?
誰もがそう思うような晴天快晴。
るなとゆかは二人で学校に向かっていた。
その向かう先も、窓とガスが止められ送風機と化した熱風機しかない。
むしろ人口が密集しているため余計に熱い。

幽霊が出れば涼しくなるというが、出て涼しくなるのなら墓でも暴いてやろうかと言い出す者がいる程に…
夏の日差しは生徒たちから徐々に正気を奪っていった。


00〜25【異常に…】
26〜28【番外】  後日談三件 同級生乾&? 同級生メガネ&? ゆか&るな


…優兎氏の普通に…の二次創作です。正しい設定は「普通に…」をご覧ください。
淫魔ドゥルジは本編中に登場しません。

pc
≫ By 『CH』
07-27 09:35
〜番外1〜
 
「マール。お風呂空いたよ?」

「むぅ、結局背中も流させてくれなんだ…余も立派に仕事をしているというのに…まだ認めてくれぬのかえ?」

淫魔マールことマリオノールは乾の家にまた住み着いている。
精力を戦闘能力に変換する鎧で淫魔を倒してきた乾、彼に思い焦がれるマールは敵として立ちはだかり…
全力で戦い、負け、勝者にこの体をささげると言い出した。

日中は乾の側にいる事ができない上に、ただ世話になるだけでは問題と思い…
近所の定食屋で働き始めた。当初は注文係だったがいつの間にか地上げ屋対策の用心棒になっていた。

「まぁ良い。余には…時間だけはたっぷりとある。待てば待つほどその時の楽しみが増えるのじゃ…クスクス♪」

脱衣所でつぶやくと…
股間の男が暴れる故に普通は着ないだろうと思われるブルマーを脱ぎ、
先に入った乾に下着を捜さがし、それを男にこすりつけようとする。

「む…!?淫魔の匂い…学校に淫魔がおるのか…?」

クンクンと乾の下着の匂いを嗅ぎ始める。
ほぅ、とか、むぅ、とか呟きつつさらにかいでいく。
皮を冠ったマールの男が見る見るうちに大きくなっていく。
それを己の股間に押し当て…

「間接キッスじゃ♪…とか言うてる場合ではないのぉ…先にだれかに乾を取られるやもしれん…
むむ…乾を、乾を淫魔にしてあんなことやこんなことを…むぅ。はぁぁあ♪あ♪
乾に挿入してもらって、脇にむしゃぶりつかれて…ああ、キッスもできるんじゃのう?皮の中に挿入されたりして…」

欲求不満のマールはカクカクと腰を振りだすと止まらない。
乾の下着にマールの男を包み込み、まるで何かに取り憑かれたかのように手でしごく。
何度も乾、乾とつぶやき、そして一気に精を解き放つ…

「ふぅ…許せんのぉ…不届き者め…余のちんぽは一度の自慰では少しも元に戻らんわ。
ギンギンのものがふにゃふにゃになるまで犯しに…♪
む?いや、学校が淫魔だらけになれば乾も考えが変わるやもしれんぞ?

よし、乾だけ淫魔にならぬように数日閉じ込めておくとするか…♪しかし母上殿に何と言えばよいか…
面倒じゃからふたりとも余のちんぽで魅了しとくかのう?
いや、後腐れがありそうじゃし、うむ。乾を魅了し、母上殿には熱が出たといえばよいな…クク♪」

…数日後、見事に淫魔はいなくなりマールの野望は砕け散る…

「これでは…るなとやらへの想いを確認しただけではないか…」

マールの能力は自分の男を見せると理想の男や思い人の幻覚を見せる。
そうやって相手を魅了するわけだが…そのせいで自分を抱いてくれないと思うと腹が立つ。
クマでも一刀両断の必殺の太刀を握りしめ、マールは街へと歩き出す。

END?

pc
≫ By 『CH』
07-27 09:35
〜番外2〜

何をしていたのだろうか?
昼ごとに被服室でなにかをしていたような気がする…
眼鏡でおさげの真面目そうな少女は数日分の記憶があいまいになっていることに疑問を感じる。

風間ゆかと廊下で出会うと意識的に顔をそ向けられる。
彼女なら何か知っているような気がした…

何を知っているのだろうか?
何故知っているのだろうか?
疑問と好奇心が次々と沸いてくる…
だから…そっと風間ゆかの後をつける。

そのさっぱりとした性格に気がついた。優しい人物だとよくわかった。優秀な陸上部員だということが解った。
そして…双奈るなと仲の良い事に気がついた…
何故かその時胸がひどく傷んだ…

(何だろう…この気持ち…)

ゆかのことを調べるのは、ゆかが自分に対して後ろめたい事があるからで…
それはかならず欠けた記憶に関係があると…確信があった。

証拠写真を取るためにカメラを持ち歩き、今日も二人の後をこっそりとつける。
ふたりが保健室に入った…

「保健室…?」

怪我をしているようではない。ではなにをするのか?
いかがわしい妄想が胸を締め付ける。
その扉に彼女はそっと手をかける…

胸の内に得体のしれない赤い感情が湧きあがる。



「駄目よ…二人の邪魔なんて無粋なことしちゃ?」

いつのまにか彼女の背後には、黒衣の女性が立っている。
彼女は眉をひそめて彼女を見る。どこかでみたような顔だった。思いだせないのに胸が高鳴る…

「ひゃあぁぁ♪」

黒い指が彼女のお尻の穴の入り口を撫でる。黒衣の女は嗤い…指にたっぷりと唾液を塗り…
今度は一気にそれを挿入した…

「〜〜♪」

[ズリュンッ!!]

声にならない喘ぎ声、ズキズキとした感覚が股間に走る…!!
欠けた記憶が、男性がその途端に目覚める…ニヤリと黒衣の女性が笑い…消えていく…

「さぁ…本能のままに動いていいのよ?」

最後の言葉に…彼女は…

〜〜
霧になった。そして保健室に入る…
高いところでカメラだけ実体化して二人の交わりを一部始終納める…
そして家に帰り…

「風間さんっ♪風間さんっ♪ああ、私もその口で…♪」

ゆかの姿をおかずに己の男をしごく…
それから毎日のようにゆかの後をつけ、カメラで下着を盗撮し、それをおかずに体を慰める…
充実した毎日だった…

BAD END
pc
≫ By 『CH』
07-27 09:36
〜番外3〜

「ゆかちゃんっ…射精ちゃうよぉぉぉおお♪」

保健室、るなは誰もいないのをいいことに絶叫する。
四つん這いになるるなの男を、ゆかが牛の乳でも絞るようにしていく。
そしてゆかの口へと残らずるなの精が注がれると、精を飲み干すためにゆかの喉が鳴る。

るなの腰に手が回され、意地悪するようにお尻をつねる。

「ひゃっ♪」

「んくっ…♪おしり抓られてもるなの…射精るんだ?
可愛いなぁ…るなは…」

るなの精を飲み干してゆかはクスリと笑う。
もう少しるなのお尻をいじってみるもそれ以上の反応は得られない。
最後にペロリとるなの秘所に舌を伸ばすと…

こんどはるなを抱いて仰向けにさせる…
そして開けば糸引く口を開いて可愛くあえいだるなの口をふさぐ。

「んむちゅう…れろっ…♪」

「はむっ…ゆかちゃんのキス…甘いよ…♪」

「好きな人の涎は甘いんだよ?」

舌が絡み合い、お互いの口の中身を交換するように流し込みあう。
くちゅくちゅという水音…カーテンで仕切られた空間の中で静かにこだまする…
お互いの心音が、息が重なる。最後まで惜し気に絡み合っていた舌を、唇を離す。うっとりとした表情のるなの耳元に口を運ぶ。
甘い言霊がるなの耳に届くと、今度はるながゆかを押し倒す…

いつもの元気なゆかの姿はなく、愛する人物を求める一人の女がいるだけだ…
顔を赤らめ、雫を秘所にたたえ、招くように腕を伸ばす…

「ゆかちゃんまだ吸血鬼なんじゃないの…」

「さぁ…そうかもね?じゃあ…好きな人のここは…甘いのかな?」

「確かめて…あげるね?」

るなの男がゆっくりとゆかに入り込む。ゆかは声を押し殺しつつも荒く息をする…
その姿と男が感じる感触がゆかの体に朱の色を盛っていった。
吸血鬼になろうがなるまいが、好きな人とすることは何一つ変わらなかった。

そう…それは愛のせいか、本能のせいか?
そんな疑問は二人の頭にわくことすらなかった…とうの昔に答えは出ているのだから…

HAPPY END
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