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今までとは全く毛色の違う小説思いついた。 「イフ」 人生とは、人とは、この世界とは、繋がりとは、一体何なのであろうか。 周囲からはいつも、お前は考え過ぎだ、と言われる高校生の主人公はある日、トラックに轢かれそうになっていた見知らぬ誰かを助けて、交通事故に遭う。 目が覚めた時、そこは見知らぬ、何も無い世界だった。そこには案内人、と名乗る天使がいて、その天使は主人公に対し、あなたは死んだのだ、と言う。 そしてこの世界は、イフの世界、と呼ばれ、やるべきことをやらずに死んだ人、自分の死に納得できない人、その他諸々の人間が来る、一種の死後の世界だと言う。 イフの世界には時間や広さなどの概念はなく、過去、未来、全く別のパラレルワールドに生きていた人もこの一つの世界に集められると言う。 人は生き返ることはできない、だからイフの世界に来て果たすべき目的があるとすれば、「あなたが本来生きて、会うべきだった人々に会うことだ」と天使は言う。 もし自分の死に納得することができれば、その人間の魂(あるいは概念)はイフの世界から解放され、生まれ変わる。 ただし魂というものを定義するとすれば、それは死ぬことによって一度粒子にまで破壊され、他の魂の残骸と混ざり合って新たな魂を生み出す。 つまり、リユースではなくリサイクルである。生まれ変わったとして、それは前世の人間とはまるで別ものであるし、当然記憶など持ち合わせない。 自分の死すらまるで実感が無いまま、主人公は天使と共に、彼が将来、あるいは過去に会うべきだった人々と出会い、世界の秘密を知っていく。
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