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「LOST」 異能系の話。science warの設定を一部引き継いでるところがある。 米系財閥「プラトニクス」グループの出資により、各国研究機関で、ある研究がなされていた。 人間に超人的な能力、あるいは永遠の命を付与するという研究である。 その過程として、チンパンジーでの臨床実験が行われている、という事実までは公表されているが、人体実験まで行われているということは世に知られていない。 途中財閥のトップに立つジェイクがアルツハイマーを患い、財閥は孫のイザヤに引き継がれるなどのことはあったが、約30年に及び実験は続けられた。 成果としては実験開始から約10年の時点で、人間に超人的な能力を覚醒させることは可能な段階に達していた。 しかしそれには致命的なリスクがあった。被験者が覚醒後、極端な短命になる、というリスクである。 当初は特に、長くとも一週間程度、短ければ数時間の内に死亡する、という具合であった。 それからの研究は専ら、被験者の覚醒者の寿命をいかに長くできるか、というものであった。 その実験のために、途上国の人身売買で買われた人間が多く、被験者となっていた。短命というリスクの都合上、被験者となった者が自分の家に帰ることは無かった。 数年間の実験の後に薬の改善による寿命の延長と、もう一つ、人種による薬の副作用の差が解明されてくる。 傾向として黄色人種は比較的、覚醒後、他人種と比べて長い期間生き延びる、ということ、特に東南アジアは黒色人種のおよそ3倍といわれた。 それ以後、被験者は東南アジア諸国に的を絞られ、実験が行われてきた。プラトニクスは諸国政府高官に内通者を持ち、実験の存在を隠蔽し続けた。 被験者の寿命が伸びるにつれ、当初は誰も気付かなかった事実が判明してくる。まず、覚醒者はその能力に関わらず外見年齢をとらない、ということである。 新陳代謝は普通の人間と変わらないが、外見上の老いが見られないのである。ただし、寿命に関して常人よりも短いという点は変わらない。 寿命を伸ばすことを目標とした薬の改良の中で、本来徐々に衰弱あるいは吐血、激痛などの兆候が見られ、やがて死ぬという長期的な副作用を、ダウトという短期的な副作用に抑える、ということに成功した。 ダウトの内容は個々に違い、石(硬直)化、臓器の機能の停止、記憶の喪失、五感機能の低下など様々であったが、いずれも最終的に死ぬ、という点は免れなかった。 それでも、本来の副作用は覚醒後すぐに現れ、死ぬまで持続したものが、死の数週間前からなど短い期間で副作用が済むダウト式の方が有効的と見られた。 さらにダウト式は簡単に応用可能だったため、その後の実験薬はほとんどダウト式となっていった。 ところ変わり、今より15年前、日本国内に3つある某実験施設の1つである事件が起きた。 施設に収容されていた覚醒者の大多数が施設から逃亡したのだ。 その手引きをしたのは、その実験施設の元職員の男で、2年ほど前、彼は自分自身に薬を無断で投与した後、発覚前に職員を辞めていた。 日本国内で被験者となっている者の多くは事故に見せかけた拉致など強引なもので、その機に被験者の多くは迷わず逃亡した。 現在では30年に及ぶこの実験の中で、最大の失敗、汚点と呼ばれる事件であった。 首謀者であった元職員の男は数日後、死体で見つかった。薬を投与したのが2年前、副作用により犯行時、既に死ぬ間際だったのだ。 主人公は高校2年生の少年、風間駿輔。彼の父は、彼が物心つく前に亡くなっていて、母がその後再婚し、弟と妹がいるがその後離婚、以後家族4人、母子家庭で育った。 収入を得るため、元々学歴のあった母は外資系企業に泊り込みで働き、生活費を稼いだ。そのため家には兄弟3人でいることが基本で、家事は大方駿輔が行なっていた。 そんなある日、駿輔は学校帰りに謎の2人組の男に拉致されかかる。あまりの事態に混乱しつつ、逃亡する駿輔は走って道路を横断しようとした時、車が飛び出してくる。 轢かれる寸前、駿輔の脳裏に誰かの声が響く。無我夢中になった彼は、気づくと自分の家に戻ってきていた。 何が何だか分からない、夢でも見ていたのだろうか、という風に思いつつ、そういえば早く夕飯を作らねば、と彼が家に入った少し後、ピンポンが鳴る。 見知らぬ二人の男女、一人は駿輔と同じくらいの少年、もう一人は少し年上ぐらいに見える少女だった。 ……なんか疲れたからちょっと今日はここまで。 まぁ、書いてみようかな、とりあえず。 設定こそベターではあるけど、昔よく考えてたやつよりかはちゃんと中身練ってあるし、まぁアリじゃないかと思うんだけど……
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