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誰もいないので独り言になると思うけど、まぁ小説はハナから自己満だったしいいっか、ってことで書きます。 まぁここだけの話同じく僕が管理してる別の掲示板でも一人で小説の話つらつら定期的に投稿してるので、同じ感覚でここでもやってしまいます。 なんて、いや、同じ感覚って言ったって向こうのは誰も知らないんですが。 えーっと、こっちの掲示板ではどこまで話がいってたのかな…… Peace knightsの話もまだ出して無かったような……あれは自信作とか言いながらそれで色々設定練りすぎて全然書けなかったなw 「imitation」 かつて日本には表世界でも力を発揮し、表立った行動ができなくなった今もなお霊能力を扱う家系が裏世界でいくつか存在して、その中で唯一断絶した筈の六衛(りくえ)流という流派を受け継ぐ高校生の青年が主人公。 霊能力には流派ごとに特化した能力がある、が六衛流はその全てを使うというチート的な流派だったが、そのため余程才能のある者でない限りただの器用貧乏になってしまい、結果たった一代で断絶したという話。 現代社会ではオカルトでしかない存在だが、訓練さえすれば霊能力は使える。六衛流の文献を元にその流派を現代に復元した遠芝滋、その息子であり二代目の遠芝純次の弟子、つまり三代目にあたるのが主人公、空見六汰郎(そらみ りゅうたろう) 彼は家系的には遠芝とは全く関係が無い。小学生の時に事故で家族を失い、その後祖父母の家に引き取られるが彼に憑いていた一人の少女の霊が原因で遠芝純次に出会い一悶着の後、最終的に弟子に志願する。 それ以後数年間彼の元で修行を積むが、六汰郎が中2のときに遠芝純次が海外へ渡り、その後に音信不通となる。その行方を探しに六汰郎は中学卒業後一年間海外を渡り歩くが、見つけることができない。 その時祖父は既に亡くなっていたが、日本に残っている祖母が倒れたことを聞き六汰郎は帰国する。便宜上海外留学ということで海外に出ていた以上、学校に行かないわけにはいかず彼は高2に編入する。 主人公の六汰郎は、未練が残ったまま成仏できずにいる霊、特にその頻度が高く、成仏できる可能性の低い子供の霊を引き取り、成仏できるまで一緒に暮らすようにしている。 その結果彼の家には、8人の霊が同居しているが、周囲の人間には見えない。霊も食事など生きている人間と同様に食事などもするため、不自然に食材を大量購入すると近所の話題になっている。 霊能力者としての活動はまずまず、だがそれよりも彼が主だって行なっているのは、警察が取り合わない、もしくは手遅れになる犯罪の解決。依頼を受けて行うのが主だが、それ以外でもよくある。 海外に出ている間は、それでほとんど生計を立てていたが、日本に戻り住居を定めている以上そう目立つことはできない、と言いつつも同じように人助けをしていることが多い。 高校生として、とりあえず祖母のことが一段落つくまでは目立たないように生活していくというつもりの主人公だったが、彼と一緒にいる霊が見えてしまう同級生の羽島に会うことに始まり、段々と揉め事に巻き込まれていく。 霊能力に関して絶対的な力を誇る五大家、その闇で暗躍する裏三家、霊能力を利用したビジネス、研究を企む組織、それらとの関わり。 また六汰郎の家に同居している中で、彼とその祖母を除いて唯一霊では無い少女、悠。その正体、六汰郎との過去など、多くの関わりを経て生きていく話。 「Peace knights 〜平和騎士団〜」 25世紀の世界は、力が全てを支配する暗黒の時代だった。 21世紀中頃、世界各地から現れた7人の有志達によって一度は世界平和を目前に見た人類だが、彼らが暗殺されると共に第三次世界大戦が始まり、世界は文明の多くを失う。 その後、4世紀の間、力が全てを支配する時代が続いた。細かく分断された国々は常に領土争いで戦争が絶えない。国によっては貧困や暴力が常となり、人々は救いを求める。 そんな時代に生まれた主人公は、父親は家族を守り賊に殺され、母は自分を養うために働きづめになり、その結果体を壊し誰にも助けてもらえず死ぬ、という悲惨な少年時代を過ごす。 しかしそれでも人を憎むということを全くしない、優しさを持っていた少年はその後農村の気の良い教師に引き取られ、刀の修行、勉学をしながら成長していく。 16歳になった彼は、世界を見て学ぶ、という理由から村を出て最も近い都市に行くが、その現状の悲惨さを目の当たりにする。 いきなり政府公認の奴隷商人に真っ向から食い下がり、最終的に殺されかけるがその場を目撃していた銃士、が助けに入り彼と共にその場を脱する。 主人公自身は刀、剣の達人、銃弾を真っ向から切り捨てることができるほどの天才的な才能の持ち主だが、彼を助けた銃士も同じく銃の天才であった。 現代の世界の悲惨さを目にしつつ、どうにかできないのか、と言う主人公は銃の達人からある提案を持ちかけられる。 自分たちで一つの組織を作り、戦争し合う国々を一つにまとめあげていく、ということだった。一見馬鹿げた、夢ばかりな思想だが、主人公は賛同する。 そして各地を旅しながら同じ思想を持つ者を募り、Peace knightsという騎士団を結成していく。 あと、一番最近書いた小説「knight」 Peace knightsとナイトって部分で被ってるけど、こっちの中では時間差あるので、しかも内容全然違うのでご安心をw(?) 超自己投影型小説、ということで正直恥ずかしすぎる作品で、2話が1話の倍の長さ、3話はさらにその2話の3倍の長さ、かつ内容が暴走&迷走しだしてしまったので、今は書くのやめてますが、とりあえず一話だけうpしてみます。多分これでお蔵入りになりますね、コイツは。 数日経って恥ずかしくなって消される可能性が高いので、見るなら今の内! なんちゃって、見る人は恐らくいないと思うので大丈夫かなw Knight 001 この世に生きる十人に一人は、自分を知らない。 それは別に名前を知らないとかそういうことではなく、単純に、アイデンティティの類いの話である。 自分を、自分たらしめる何かが分からない、その場の流れに合わせていけば生きてはいけるが、自分の証明ができない。 一歩踏み違えれば、自分の存在すらも危うくなる。 そんな、危うさ、不安を十人に一人は、深刻なレベルで抱えている。 まあしかし、そうは言ってもその多くは社会不適合者というわけではなく、ほとんどの者がそのままでも生きていける、というのが事実である。 生きていける、そう、生きていける。 それだけだ。 生きているだけじゃ人間じゃ、ないだろう? 自分を知らない人間にとって、それが一番の恐怖である。 自分を何か知らないまま、アイデンティファイすることなく一生を終えていく。その一生はただの通過点、酷い場合には無いも同然として、世界に処理されていく。 そんな一生は送りたくない、まあ大体の人はそう思うだろうが、しかし、それを完全に回避できる者は少ない。 それでも、砂粒ほどの自己同一性を発見し、かき集めることで少しはまともに生きる人間も少なくはないと思う。 けど、僕にはそれはどうやら無理そうだ。 「――お前の話はまぁ、何となく分かったよ。要するになんか自分らしさ、みたいのがよく分からなくて不安なんだろ?」 「……まあ」ちょっと違う気もするけど。 人の言葉で実際に伝わっている情報量は主観の一割という。なら、よく伝わった方か。 「けどそれってさ、誰でも思ってることだと思うぜ、俺もそうだし」 そう言うと思った。 ……いや、ダメだな。伝わってない残り九割が見えてきた。 「誰だってそうだ、そういうのは思春期の心の悩みの定番だ、そういう文句は分かってる。けど、……それを言っているのは本当にそうなっている奴じゃない」 仮にもし僕のこういう悩みが実際その程度だったとして、だとしても本当にその体験者ならそんなアドバイスはしないだろう。 それじゃあ解決にならないからだ。 「……そうかぁ?」 そうだよ。 僕は、一生の内に自分を見つけることはできないだろう。 それこそマンガのような非日常に巻き込まれるようなことでもない限り。 しかし、当然そんなものは実際にはない。 百歩譲ってあったとしても、そういうものが訪れるのは、自らを知っている人間にであり、こんなありがちな悩みを抱えている奴の前にではない。 それこそマンガの世界だ。 「……なんて、僕は卑屈すぎるかな」 「ああ、卑屈だな」 「卑屈で結構」 そう言って、僕は席を立った。食後に飲み物買うついでに図書室にでも寄るか。まだ昼休みの時間はある。 マンガのような非日常には、誰だって憧れるだろう。 ちょっと話は違うが、中二だって邪気眼だって、その象徴といえる。 いつも中身が空洞のような、不安を抱える毎日、絶え間無く続く日常をぶち壊してくれるだけの力を持った、そういう世界に憧れを抱くものだ。 これは仮説だが、自分を知らない人間は、その憧れが人一倍強いのではないか、という推測。 僕自身、非日常を求める。 別に王道マンガのような華やかな展開でなくてもいい、序盤に出てきて途中から解説キャラに転化するような脇役でもいい、今のこの現実、いや、この自分を知らない不安感を覆してくれるものなら何でもいいのだ。 「……あれ、売り切れか」ビタミンウォーター。流石7月。 とりあえず妥協案的にアクエリアスを買い、自販機の前を離れる。 ……ん……。 童女発見。白いワンピースに白い帽子、太陽光対策万全、という感じの。 いや、別に僕はロリコンってわけじゃあないが。 それよりも、平日の日中に高校の敷地内で小学校中学年ぐらいの女の子がキョロキョロしてることのほうが問題だろ。 先生呼んどくか? いや、その間にどっか行きそうだな。 しょうがない。対子供スキルは正直自信がないが、まぁ中学の職場体験の経験ぐらいはある。体験先、小学校。 できるだけ穏やかに。 「ねえ、君、どうしたの?」 はっと驚いた表情をして、一瞬逃げるか逡巡してその場に硬直する。 予想通りの反応でした。まぁ仕方ないだろ、話して警戒を解いてもらうしかない。 「あの……僕は、この学校の生徒だけど、この学校に何かご用?」それはなさそうだけど。 「それとも間違えて入ってきちゃったのかな……?」まあその方がまだ妥当だ。 としかし、彼女はだんまりを続けた。 まぁ、そんなもんだよなぁ。参ったな。 「もしかして、家族の人がこの学校にいる、とか?」ああ、これだ、一番ありそう。 と思った束の間彼女は大きく首を振った。初めての否定で、僕の最有力の仮説が否定されたな。 「ん……違うのか、もしこの学校にいる誰かに用事があるのなら案内するけど、そうじゃないなら君はとりあえずこの敷地から出た方が良さそうだね」 と言いかけて止まる。 いや、別に的外れではないだろうけど、急にそんな警戒心煽るような発言はできないだろ。それに言葉が子供に対して事務的すぎる。 「……探してるの」と不意に童女が口を開く。 「え……?」誰を、何を? 主語が欲しい。 「でも……」と急に彼女はキョロキョロし出す。 別に察しがいいわけではないが、何となくその様子は出口を探しているのだとはっきりと感じ取ることができた。 「出入り口なら、案内するけど?」と言うと、童女は頷いた。 ……さて、やってきた校門。まぁ、セキュリティの高い学校というわけでもなく、日中は普通に開いている。 そこまで来ると急に白いワンピースの子は僕を追い抜き、そして立ち止まる。ちょっと間があって振り向くと、ペコリとお辞儀をした。 「ありがとうございました」 「……どういたしまして」礼儀正しい子でした。 「ところでこの後は大丈夫、一人で帰れる?」 そういう僕はあと10分で5時間目が開始するのだが。 「一人で来たから、大丈夫です」 いいや、その考え方は違うと思うぞ? 行きはよいよい帰りは怖いという歌詞があるしな。まぁ本当はそういう意味じゃないだろうけど。 「ああ、そう、じゃあ気をつけて」 ここで送ってったりするのが紳士なんだろうけど、僕にはそんな甲斐性はない。授業始まりそうだし、そもそもそういうシチュじゃないし。 白い帽子を被った子は再びペコリともう一度お辞儀をすると、足早に駆けていった。 さて、短い非日常終わり。 その類いのマンガやラノベと比べれば大した面白みもなく、無味乾燥な非日常だったが……、まあそれでも僕にとっては充分すぎるくらいだ、これは現実の話なのだから。 てなわけで、今日は不思議に出会えたいい日でした。 流石にもうあの子に会うこともないだろう。 こんな非日常は一回きりだ。 そして僕には、勿体ない。 飲み干したアクエリアスのペットボトルを自販機横のごみ箱に捨てる。 そして、 ――キーンコーンカーンコーン チャイムが鳴った。 「ああ、やっちまった」 道理で人がいなかったわけだ。僕の時計は4分近く遅れていた。 ……それでも、 普段授業に遅刻なんてそうそうしない、良い子の僕にとってこういう非日常でさえ、少しだけ胸が高鳴ってしまう。 それは、おかしいだろうか?
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