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鬼の一族である雨宮家は、一族郎党でごっそりこの異世界の紅蓮の国へと落ちてきた。人よりも優れた身体能力などを持つために日の本の、人里離れた所を居住していたはずが、黒いナニカに鬼達は吸い込まれた。突然のことで戸惑った一族を頭領が落ち着かせた時、当時の紅蓮の国の王が時折異世界よりこの地に来る者がいると教えられた。戻る術はないと聞き、一族は困り果てた。王と民はこの地で住まえば良いと言い、ほとんど一文無しに者達に屋敷や衣服、食事を振舞った。慣れぬ場所で生きていけるように施しを受けた一族は、一番の特技である身体能力を活かしてこの恩義を返すために国と王に仕えると誓った。 特に、頭領筋は少なくとも一人は国に仕える者を輩出させた。雨宮を本家とし、その中でも名前に「千」を入れるのは頭領と次期頭領、先代方の頭領のみである。 そして、今代は千夜が国に仕えているのである。
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