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王都新聞xx年xx月xx日号 水神の国、第一回仮面武闘大会無事閉幕 去る某日、水神の国ネプトにて武闘大会が開催された。 参加者は全て仮面で顔を隠すと言う特殊な趣旨の今大会。 参加者は紅白2チームに分かれ、勝敗を競い合う物である。 各ブロック白熱した試合が繰り広げられたが、何と言っても最終戦、剣ソードブレイドvs赤い闘魂は奇しくも最初の試合で相討ちであった二人の戦いであり、再戦と言う運命の悪戯に観客の熱い声援が集中した。 接戦の末白チームに軍配が上がる結果となったが、どのブロックも両者譲らず観客を大いに盛り上げる良い大会であった。と総評させて頂きたく思う。 記者の読みによれば参加者の中には王都でも名の知れた人物もいた様で、蓋を開ければ参加者は元々強者揃いであったであろう事は明確だ。 また、この大会の見所はもう一つある。 進行役のバニーガールが魅力的である事。これは特筆に値する。 (優勝チームのメンバーそれぞれの顔を横に繋げた写真と最終戦の写真、ボーナス戦の写真、それと会場スタッフの小さな写真が添えてある) 王都の架け橋、復活す その昔、郊外と王都を繋いでいた橋、ミレーネ橋がこの度民衆の手により復活した。 ミレーネ橋とは、かつて国を治めていた王の妻の名を持つ橋であったが、崩壊してからと言うもの、一切復興する気配が無かった。 郊外に住まう民衆達はわざわざ王都中心部へと回り道をしなければなければならなかったが、これでその問題も解消となりそうだ。 工事に参加した青年の話を聞くと、この工事の資金を出したのは「ノアズアーク」と言う孤児院の代表者だと言う。 多くの職人が集い、民衆も実に楽しそうに作業をしていた。この事よりその人物の人望の厚さが窺える。 青年は「自分の母は未だ商人の仕事をしているが、老いてきているので郊外に行くまで遠回りをするのが大変だった。この橋が完成する事でその様な人達がみんな助かる。それを思うと、キツい労働ではない。みんなで力を合わせる事で楽しく作業が出来た。」と、笑顔で語っていた。 以前は石が使われていたが今回の工事で木製に変わっており、職人達の技が光る美しい橋となっている。 王都の新たな名所となれば記者としても嬉しい。 (かつて石橋であったミレーネ橋の古ぼけた写真、今回生まれ変わったミレーネ橋の写真、歓声に湧く民衆の写真…取り分け一人の青年の表情にピントが合った物、取材を受けてくれた青年の写真が添えてある) コラム「異世界からの移住者の謎を追う」 以前よりの謎。 この世界には異世界より多くの移住者が存在する。 その種族、出身世界は様々で、斯く言う当新聞社のメイン記者も大昔に異世界よりこの世界にやって来た人物である。 近隣国、イグニールには「鬼」と呼ばれる種族が一族ごとこの世界に飛ばされて来たと言う噂がある。 しかし、聞く所によればイグニール、我々の敵とされる魔王国にはその一族に該当しない「鬼」が存在しているとも。 これは「異世界より来た鬼」から分岐したものなのか、異世界と異世界が繋がっているのか、それともこの世界に元々鬼が存在していたのか。 その様な話を、他の種族でもよく聞くのである。 今後、このコラムではその謎に迫っていきたいと思っている。 (筆、リヒャルト・バルツァーとサインで締められ、以下他の紙面には他の記者の記事が続く)
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