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【置きレス】 (見付け出した誰も知らない秘密の場所はとっておきの自慢の宝。それを気に入ってもらえると少しだけ子供じみた満悦を覚えて胸が空き。目に映しているのは光の幻想だが、口元を笑ませる理由は景色の美しさではなく彼女が喜んでくれたから。相手の足を丁寧に地に下ろすと語りながら湖に向かって歩き出し) 『霧が消えた月の夜、死霊の森には近付くな。魔物も逃げ出す怖い場所。』……なんだって。知ってる?君の街で子供達から聞いた怖い話なんだけど。 逃げたんじゃない。みんな穏やかに休んでるんだ。 (それは得体の知れない危険な場所に我が子を近付けさせないよう大人達が口にする、眉唾物のジンクスじみた決まり文句。実の所危険は無く真相はこの通りだが、魔王国においては馴染みの景観を覆す異質な景色は先人達に未知に対する恐怖を与え、後世にこうした言い伝えとして語り継がれたのかもしれない。これ程の絶景、人の国なら誰かが見付ければあっという間に名所として広まるだろうにその様子もなかったのは街並みからして一般的に退廃を好む魔族の感性ならではか) (水際で足を止めるとちらりと肩越しに相手を振り向いて悪戯っぽい笑みを瞳に秘めた澄まし顔を見せ。再び前を向くと両腕を水平に広げて湖に大きく足を踏み出し。当然、水に落ちる──筈が、不思議な事に沈む事なく水面に立っており。湖面に触れている靴底から広がる波紋が蒼く光っている。波紋から水底に向かってオーロラの帯が伸びるように水中が光り、湖底に色とりどりの水晶で出来た水中花の園が見え。くるりと軽快に身を翻して振り返り、両手を差し伸べて呼び招く。そうするとまた水面が揺れた刺激で湖水が光の粒を輝かせ、湖底の花園が一層に照らされて) クシア! 【こちらも遅くなり失礼致しました。 ご多忙の中お付き合い頂けて光栄に思っておりますのでどうぞお気になさらず、宜しくお願い致します。】
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