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【置きレス】 はい、僕の方も生活の基盤が整い次第になりますから、少し遅くなるかもしれませんが… 必ず、お手紙差し上げます。もし無かった時には僕は…いえ、必ず書きます。 (自分でも可笑しくなるぐらい落ち着いた気持ちになっていることが不思議でもあり、それでも先の彼の言葉を考えれば、命の保証などこの先何処にもない。事態は好転の方向へほんの少し針の傾きを見せたまで。それは判っている、「つもり」程度かもしれないが。 だからこそ、彼に必ずお礼をするという約束の、果たせない可能性など自分から口にしてはいけない、と、言いかけた言葉を飲み込み、自作の靴の使用期限について事づけた彼を見送…見送ろうとしたら来た森へなんと帰っていく姿を見てやや驚き。) え、ちょ、大和さん戻るんで…行っちゃった… あ。 (改めて放り出されたこの世界。再び一人きりになった途端に訪れる、恐ろしいまでの静寂。色々な不安が頭の大半を再び埋めようとする中、真っ黒に塗りつぶされる脳裏に奔る光条の如く、真っ黒な森から一羽の巨大な鳥が飛び起ち、見上げる夕焼けに差し掛かろうとする空のかなたへと、飛翔から滑空へと風に乗って飛び去って行くのを、確かに視た。) 大和さん…ありがとうございました!! (恐らく間違いない。言い切れる保証などないのに、あれが先程までの彼だとはっきり認識できた。夕刻のオレンジへと姿を変えるまでの、日の傾いた霞がかった空の向こうへ消えゆくシルエットに、両手を腰の横へピシっと添え、深々と頭を下げる。 彼の意思でそれを行ったかは分からないが、時間は有限であり、歩き出すなら早いほうがいい。迷う前に跳べ、そう教えられた気がした。 ややあって、すっかり遠いシルエットすら消えてしまった巨鳥のいた方向へと頭を上げると、軽く爪先を交互にトントンと地面へ打ち付け、靴とその中の爪先の位置を軽く治し。) 歩いて二時間…よし、一時間で行こう。 (最寄りの村までの伝え聞いた距離を再び頭の中で反芻し、それを自分の唯一の自慢できる足でどこまで縮められるか、おおよその検討をつけると、その場を蹴って走り出し。) 【/お相手有難うございました!不慮の事態とはいえお待たせ致しまして申し訳ありません。お相手ありがとうございました!】>退室
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