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【置きレス】 もっと言っても大丈夫。俺の方が月よりもずっとクシアに優しく出来る。 (厚顔無恥を極めたる臆面も無い笑みによって示される陽気は清々しいまでに翳りと無縁。一貫性無くあちこちに遊んでいるさしもの乱れ髪も相手の手に掛かれば宥めすかされた猫が優しい掌に寝付かされたかのように大人しく整って。身なりが整っても表情は変わらず、凛々しい紳士にはまだ遠いか) ………。 (期待の言葉に笑顔をそのまま瞬速冷凍されて俄に固まり。今日は潜入の頼れる味方エクリアが居ず、ここまで忍び込むのも相当骨が折れたもの。仲間が居るなら、或いは単身なら、一般開放されている昼ならまだしも、果たして夜の城から姫君抱えて何事も無く脱出出来るかプレッシャーが掛かって一抹の不安が過る。しかし期待と信用を掛けてもらう事以上に心を奮い立たせるものがあるだろうか。今日という夜を彼女が望む素敵な時間と呼ぶに相応しいものにしてみせると決めれば不安も心配も消え失せて安穏と声を和らげ) そう言われたら頑張るしかないなあ。 ──勿論。君が行く先を君の笑顔が絶える場所になんてしないよ。 (瞼が伏せられたのを見届けると後ろ髪の流れに隠されている肩の後ろに手を伸ばし、視覚が利かない彼女を驚かせてしまわないよう微風と同じ柔らかさでそっと掌を被せて引き寄せ。見下ろした頭頂に向けて改めて正式な返事を声色静かに語り掛ける。 腰のポーチからワイヤーリールを取り出すと上空へアンカーフックを飛ばし、聳え立つ木の高みに巻き付け。固定したワイヤーを片手に握り、相手の腰に腕を回して抱き上げた。足場を蹴飛ばし後ろ向きで窓の外へ躍り出す。振り子のように弧を描いて風を切り、束の間大きく空を舞い)
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