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【置きレス】 んんん。 (小脇に抱えられたまま宙吊りになり、デイジーに負けず劣らず膨れ面…という訳では無く、不安定な姿勢で吊られている所為で、妙に腹部付近が圧迫された結果の河豚顔の呻きであった。漆黒のグリフォンは嘴にて三名を纏めて摘んだまま、主の言を理解してか、果たしてそうでないのか、大きな羽ばたきで空を打ち大空へと上昇し――。其れを留めたのは他ならぬ、小さな主人の一言) 待ちや。ちと忘れ物がある。…それ、其処な…。 (橋の上の小さな蟹は、わさわさと素知らぬ顔で草糸のほつれを鋏で玩んでいたが、旋回した黒翼の齎す影に慌てて物陰へと引込もうと逃走を図る。宙ぶらりんの魔物はひょいと器用に腕を伸ばし、済んでのところで摘み上げたが、敵の襲来かと慌てふためき鋏を振り回し駄々をこねる暴れん坊を、いつまでも己が手指で構い続ける気は無論無く) デイジーの蟹だ。落とすなかれよ、ダフニー。 ふむ、…落とされてはかなわぬな、それは少々困る。痛かろうしの。…お前の首がぽろりするのは何とのう、こう、見たくもある様な気もするが、それでは蟹が落ちるゆえ…。 (落ち着かせる先は、デュラハンの頭の上。緋色の髪の中へと押し込んだ蟹が途端に大人しくなるのは、同色系であるからであろうか。若しくは彼に随分懐いているのかもしれない。重さに関しては今とて嘴一つで全てを支えているのだ、力強い羽ばたきは一向に弱まる事無く、瞬く間に高度を上げ) 構わぬ。今宵の礼だ、適当な処で降ろそう。…私は少々用向がある故、お前達の下見には付き合えぬが其処は容赦願う。希望の場はあろうか、矢張り城が良かろうかな…。あれはなかなか目立つゆえ…。 (王城ならば国外からの観光客も多い、先ずの見物先としては無難であろうとの適当な思考であったが、無論彼らに希望があれば、其処迄送って行く事だろう。宙ぶらりんの空の旅路は、背に乗せろとの要望が出るまではそのままで、他愛の無いお喋りと共に。デイジーを喜ばせようと鷲獅子に宙返りでもさせたかもしれず――。 暫し空を行く影は、水面に大きな波紋を残し、遥かの先へ――) >退室 【/FO気味で恐縮ですが、返信が侭ならなくなる都合がございます為、これにて失礼致します。年末のお忙しい中、丁重にお付き合い下さり誠にありがとうございました。最後にお話しできて、大変ありがたくございました。心より御礼申し上げます。】
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