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【置きレス】 餌は、鼠で良いのか。な、腹…、腹が…?ぬ、然様か…。 (にやにや笑う得体の知れないチェシャにしては彼は真面目過ぎる気もするが、そうなればなったで興味深い。但し、猫であるからには食事は鼠と相場が決まっている。それもエデンのふてぶてしく凶暴な、子牛程ある巨大な鼠だ。手ずから口に運ぶ光景をシュミレーションしてみるが、彼の口には少々大き過ぎる気もし、半ば真面目に、半ば緩い揶揄を絡めて伺いを立て。ペンギンといえば、飛ぶは不得手であっても泳ぎの得手な鳥であると記憶していたが、水泳の素質が少しはあろうと見立てられた、…訳では全く無いらしい。少なからずショックを受け、搖蕩う水面の上で僅か仰け反り。確かに腹ばい状態ではあるが、――腹か。さすさすと己の腹をさする表情には覇気のはの字も無く、しょんぼりと) 彼の地では聊か過ごしにくくはあるまいか、お前達の様なものは。否、住めば都だとか言うもの。お前達にとっては、居心地の良き地であるのであろうな。…死を予言する妖精であるとか。相違無いか。 (自らをエデンに身を寄せる者とは告げる気はせず、併しながら凡そ人間達に好かれ易い存在では無かろう故に、彼らの定住する地の事を想う。懸命にとろみの水上でぷるぷるしている様子は、血を顔に浴びせかけるなどの伝承とは程遠い風情にも見えるものだが――。余計な力を抜いた方が楽なのではなかろうか、との提言は口にせずに置こう、なかなか愉快で愛らしくも思われる見物であるから) あ、こら、デイジー、擽ったい。ほう…、痣?そうなのかえ。…もしや此れが所為で声を明瞭に出せぬのかと…。然れば癒えぬものか。生前の痕跡では無いのだな、…死後のもの、か…?斯様な、事もあるものか。…これは、愛らしいものだの。誰ぞかからの贈り物かな、良う似合うておる。 (不可思議気な彼女に触れられ擽られた心地の首を、小さく竦め。幾度か撫で拭おうとも痣は癒えることも、消える様子も無く、そっと指を離すが、離れ際に首許を飾る金花の首飾を微かに掠めよう。水中では坩堝を掻き回す水獣が、徐々に浮上するかにゆったりと旋回している――まるで此方へ浮上しようと向って来ているかの如き動きで――)
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