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花の露が落ち続けて成る湖。一つきりかかる吊り橋は草の繊維を細かく選り分けて虫たちが編んだもので、蟹がハサミで時折無慈悲な悪戯をしている。湖に落ちると甘くとろみがついた沼のようで体重が存在する者が乗ればどこまでも沈んで落ちてゆく。泳ぐことは可能。たまに水底に棲む巨大生物が大鍋をかき混ぜるように湖を回すため泳いで渡ることは危険。骨は浮いてこない。大きい遊覧船が帆をかけたまま沈んでいる。外周は咲く花と緑と蔓に囲まれた湿地。
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