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憂欝なジムノペディ 書物をめくる手を止めて さざ波のようにトロイメライ 蝋燭の灯を消して 忍び寄る夜想曲の気配に耳を澄ませば そろそろ月光もピアノを止めるはず 真夜中の舞踏会 甦った廃墟の舞台で 足の無い貴婦人たちの舞踏会 やがて響く誰も知らない歌 失われたページを探して、そう 囁いた声を知っていたのは誰? きっと今どこかでチェシャ猫が見ている 円舞曲がおしまいに近づいたら クライマックスにシャンデリアを落として 今は亡き王女の為に孔雀は舞い 歌姫はその声で鎮魂歌を奏でる 覚えていて 童話の底に沈む歌を その本当の意味を 囁いたピアニシモ 朝日と共に消えていく 耳の奥で鳴り響くカノン 終わらない曲は悪夢にも似て静かに 呟いたことばを聞いていたのは誰? 繰り返す狂奏曲 明日また会いましょう。
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