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グラサタのグダグダな日常( ˇωˇ ) 【絶対禁句】その1 ナイキに拉致され、グラサタへ強制加入して数日。 ミツは今日もグッチへ悪態を吐いていた。 『お前みたいに脳ミソの代わりにうんこ詰まってるヤツを人間とは言わないだろ』 『ぐええ! この子、口の悪さが格段に増してる!』 『ククッ、成長してんのは口だけかよ?』 『ああ!?』 『身長の方に伸び代はねぇのか? あ? チビ助』 『おい、ナイキ、やめろって!』 『そういえば、お前の脳細胞って水虫菌なんだろ? 伝染るからこっち見ないでくれる?』 『コーチくんも火に油注がないの!』 『チビが!』 『水虫菌!』 『おやおや、随分と仲の宜しいことで』 『はい出たーーーー!』 『うわっ、トシヤだ』 『今・・・・・・』 黒い影を宿した吐死夜の笑顔が、ゆっくりとグッチへ向けられる。 『ケンカしてました?』 グッチは小刻みにプルプルと顔を横に振る。 『いけませんねぇ。バンドのメンバーがいがみ合ってたら、なーんもいい事あらしまへん』 『仰る通り!』 『このクソガキがいちいち突っかかってくんだよ!』 『横から煽ってくんのはお前だろ! 水虫菌!!』 『ふたりとも(吐死夜の前で)ケンカはやめてぇぇえ!』 グッチの絶叫に呆れたように、はぁ。とため息をひとつこぼし、吐死夜は改めて3人に向き直った。 『はいはい。それじゃぁこれから、君ら3人にはオネェ言葉以外で喋る事を禁止します』 『げっ』 『オネェ言葉?』 『コーチくん、こういう事よ。それよりなんで仲裁してたアタシまで巻き込まれてるのかしら〜?』 『さすがグッチくん。適応力ありますねぇ』 『はぁ?? こんなのになんの意味があんの?』 『あ、そっか! オネェ言葉だとケンカにならないって聞いた事あるわ!』 『そうです。現にナイキが今は黙ってるでしょ?』 『あら』 『ほんとだ』 『でもどうして素直に従ってるの?』 そう、この不条理にナイキが素直に従う理由がない。むしろバカバカしいと一蹴する場面。 その疑問に応えるように、吐死夜のメガネが妖しく光り、 『破ったら罰を与えるからです』 その声音に一同の背筋が凍る。
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