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暇なんでまた更新。 朝7時。9時の電車を考えて起きた。 「兄さん、朝だよ。起きて」 マリオの寝起きはとてもよいのである。すごい勢いで起きて朝食、歯磨きと顔を洗い、終いにはルイージ遅いぞ、という程だった。 "いつもの服"を二人とも着て出かけた。この家に帰るのは何日後になるか・・・計画通り、おじさんの店へよったが、案の定、まだ開店していなかった。 "このティショップ様へ キノティ様を助けに「ゴールデンキノコ王国」へ行ってきます。ですので数日間このキノコ王国には戻りませんので。理解ください。 マリオ・ルイージ" 「よしここに貼って置けば気づくかな?」 そして中央キノコ駅へ向かった。クリスタルキノコ王国行きの電車に予定通り乗り、クリスタルキノコ王国へ出発した。電車は合計15両。個室ほどではないが、4席とテーブルひとまとまりで区切られていた。予約制ではないものの、このようにテーブルと席があり、ジュースの注文などもある。立派な電車だ。 いったい何時間乗っていたか...太陽が真上に昇り、西のキノコ海に沈み、そして東のキノコ大山脈から昇ってきた。そろそろクリスタルキノコ東駅につくくらいでまだ日の出を見ているときなのに、太陽が半分出てきたくらいで、あたりはまぶしく、異常なほど暑さと、直射日光を二人は感じた。車内を見回せば特に女性は黒い服など、日焼けを防止しようとしている。外を見るとすべてオレンジか白か、黄色かわかりにくいが、すべて光っていた。まぶしくて地面もわからない。 すると、ふと、大きな雲で太陽が一時的に隠された。するとギンギラで見ることができなかった地面が確認することができた。今まで二人はまったく理解ができていなかった。この景色を見ても理解することはできなかったのである。窓から見えた景色は、ひどく殺風景なものだった。本当に何もない。しかしながら、地面は王国の名前そのものだった。水色のクリスタルのような地面が西の水平線まで広がっている。建物や草木はまったくなかった。そして南に視線を向けると、街が見えてきた。あそこがクリスタルキノコ王国なのか、とマりオとルイージはわくわくした。 それから10分、キノコ王国ほど栄えている街ではないが、市街地から少し西に離れた、街に着いた。 電車から降りると、キノコ王国とほとんど変わらない人々だった。キノピオなどが大半だった。二人はバッグに詰めた食料しか食べてないので腹が減ったと、近くのレストランへ寄った。 二人はメニューを開いた。キノコハンバーガーや、キノコの煮物、キノコフライやら、たくさんの料理が揃っている。ルイージはよだれを垂らしながら迷いに迷っていた。ルイージより後にメニューを開いたマリオはすんでのところで目が飛び出そうになった。値段だ。クリスタルキノコ王国で、おつまみひとつがキノコ王国での高級料理に匹敵する値段だった。おそらくクリスタルが普通に手に入り、大富豪しかいないのでろう。今後の事も考えて安めのキノコフライポテトを2つ注文しただけだった。満足せずにレストランを出て、二人は駅を探した。キノコ王国から来た線路の駅ではゴールデンキノコ王国行きがない。ゴールデンキノコ王国行きがある駅はないかと、街の白いひげを生やした市民に訊いてみた。 「この大交差点あるだろ?北に10km行けばすぐあるよ。」 「ありがとうございます。」 二人は早速歩いていった。左右にはいろいろなお店や一軒家が限りなく続いていた。この時代にタクシーなどない。レンタカーもない。 しかしどれだけ歩いてもどれだけ歩いても駅など見当たらない。今度はやさしそうな女性に聞いてみた。 「ここからずいぶん南にある大交差点からこちらのほうに駅があると聞いたのですが、この辺に駅はないのですか?」 「あら?あの大交差点からはこちらの"北"ではなくて交差点から"南に10km"ですよ。誰に聞いたのですか?」 「白いひげのおじさんです。」 「この辺の街では白ひげのおじさんはみな嘘つきと噂されています。今後も気をつけてくださいね。」 二人はため息をついた。先ほどの道をまた戻らなければならない。二人は先ほどの同じ道のりが2倍に感じた。ようやくもとの大交差点に着くと、太陽は真上に達し、かなりの暑さを感じた。二人はこの町を早く抜け出したかった。急ぎ目で南に歩いていった。あの女性の言うとおり、駅はあった。ゴールデンキノコ王国を結ぶだけあり、立派な駅だった。5分待てば電車が到着し、ゴールデンキノコ王国へ出発した。
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