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では続きを。 いつものようにロイヤルキノコティをあのピンクのキノピオに注文した。昨日と違って元気がまったくない。愛想もなく、どうしたんだ?、と訊くと重い口をゆっくりと開いてこう語った。 「店長、キノティ様はカメにさらわれたそうです。キノティ様はここからはるかに遠い、"ゴールデンキノコ王国"という国に修行しに行っていました。その知らせを私は飛行速度の速いジュゲムさんから訊きました。」 「え?カメ???」 マリオはさらわれたよりも、"カメ"のほうが気になっているように、大きな疑問を抱いた。 「はい。カメです。」 「カメってどんな?大きいか?とげはあるか?」 マリオとルイージは顔を合わせて首を傾げた。 「わかりません。大きいか小さいかもわかりません。ただとげはまったくないと聞いています。」 マリオとルイージはまったく理解ができなかった。 「ありがとう。俺たちも本当に心配だ。俺たちでよかったら、何でも言って下さいね。」 マリオは大きな旅が始まることを覚悟し、告げたのであった。 「また情報が入ったらお伝えします。できるだけ毎日ここに来てもらえますか?」 「もちろん。では。」 二人は家へ帰ってじっくり話し合った。 初めにマリオから始まった。 「カメと聞いてクッパと一番に思ったがとげがないとは異例だな。」 「そうだね。兄さん。とげのないかめとすると、クッパ以外だよね。人質とるようなカメってクッパぐらいだよね。」 「ノコノコとかありえるのか?」 「でもおとといからノコノコ毎日見ているよ。ゴールデンキノコ王国とこのキノコ王国を一日で往復するには到底無理じゃない?魔法でも必要かな」 「魔法?それじゃぁカメックだろ!魔法があれば一瞬で移動できる。しかもこの前クッパがカメックがいないと、怒っていたぞ。カメックに違いない。そう思わないか?」 「そうだよ!カメックだ!さすが兄さん!」 「んでカメックの居場所は?ひとまずゴールデンキノコ王国へ行こう。」 「了解。兄さん。地図用意するね。」 ルイージは棚の上から古びた地図を取り出した。ちょうどキノコ王国は地図の真ん中だった。 「ゴールデンキノコ王国はここから南に約――560km!?!?遠すぎる!どうやって行く?」 「徒歩ではきついな。電車をフル活用しようか。」 「でもちょうど南に向いては走ってないよ。せめて南西。南西に200km行った地点にやっとゴールデンキノコ王国行きがあるよ。兄さん」 「その南西向きの路線とゴールデンキノコ王国に行く路線の交差地点の街はなんていうんだ?」 ルイージは目を細め、読みにくそうに読み上げた。 「・・・"クリスタルキノコ王国"だって」 「それ知っているぞ!この世のものとは思えないくらい綺麗で美しい街だ!行き方だって知っている。明日の9:00の電車だ。この近くの駅では...すぐそこの中央キノコ駅だな。さぁ、準備するぞ。」 「了解兄さん。おじさんの店に寄らないといけなくない?」 「駅に向かう途中に寄る。いつも夜に行っているけど朝でもあいているかな?いなくても手紙置いてけばいいだろ。」 二人は黙々と準備をした。おじさんを助ける目的と、なぞのカメ。 そしていよいよ冒険が始まるのである。
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