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―――ウィンディスト・カルー。 それは風の神が自らの命と引き換えに造り出したとされる神剣。 その剣は命があるかのように意思を持ち、何千もの長い間、自身が選んだ数多の人間の手に渡りながら存在し続けていた。 しかし、いつの頃からか神剣の所有者達は次々と闇に葬られていく。 神剣に選ばれた者が与えられる、風の神と同等の力を求める謎の組織“アルステート”の手によって………。 この物語は、ウィンディスト・カルーに選ばれた桂木神威、そして彼を守るために戦う仲間達と力を求めるアルステートとの戦いの物語――――― 「……くそっ!!敵か味方かも分からない奴を信用なんてできるかっ!!」 「でもさ、お前と友達になったのはアイツ自身がなりたかったからだと思う」 「うん。……ケンカって言うのか分からないけど、二人を仲直りさせられないかなと思って………」 「……去年、学校の帰りに偶然見たんだ。……神威君が神剣ウィンディスト・カルーを扱っているのを」 「例え裏切り者と罵られても、私は自分のしたことを後悔なんてしていないわ」 「何故だ?何故、いつもお前はオレの邪魔ばかりをするんだ!?……答えろ、ウィンディスト・カルーッ!!」 「そうですね……。部下に任せても良いのですが、念には念を入れて僕達が動きましょう」 「いーやーだぁーっ!!この男壊したーい!」 「……正直に言って、アイツ一人に俺達ヴァルティーユが動く必要はない。部下で充分だ」 「……違う。私の捜している人は貴方じゃ、ない………」 「そう。誰かの味方に付くことはなく、ただ物語を外側から眺めるだけの存在………。所謂、読者ってやつ?」 神剣ウィンディスト・カルーを中心にして、それに関わる全ての人間と想いを巻き込んでいく――― 創作VD 「vent divin」 後任オーディション、1月11日〜1月31日の間開催。 男キャラ三人と絵師を募集しています。 管理人様、貴重なスペースをありがとうございました。
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