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あー… 本ッ当ごめんなさい。 と本気で謝ってみる。吉良が入れてくれた日付見て目玉飛び出るかと思った。 (古い表現とか言うなよ?) 俺と吉良は、無事に二周年を迎える事が出来、吉良の誕生日も出来、 今現在は一緒に住んでいる家を改修工事に出していたりする。 誕生日にやった吉良への贈り物、大分喜んでくれたみたいで良かった。 大体の事には喜んでくれるお前だが、毎年の誕生日だけは本当に頭が痛くなる。 でも、痛くなった倍以上は、お前が喜んでくれた笑顔を見れて、それだけで帳消し。 継続する事の難しさを、また最近二人でヒシヒシと感じて… 寝る前に少しだけ話しをした。友人の事、俺達の事 眠る間際に耳に届く昨日お前からの言葉の、不安ながらも自分の心の声を感じて 飲み下した後の科白を一つ一つ聞いて涙が出た。 余裕が無くて周りなんて気遣いが出来ない俺だが、お前は違う。 優しい言葉で、周りさえも癒してくれる。 自分だけじゃ、俺だけじゃ、俺達だけが幸せでも俺達の100%の幸せには成り得ない。 言葉に出さずとも、同じ思考や理想を持ってくれている 価値観て奴なんだろうか。 お前の言いたい事も解る、俺の言いたい事も解ってくれている。 其れが本当に有り難くて嬉しくて。 結婚指輪も、飼い猫も一緒に住む事、まして家を買うだなんて。 どれも鎖でしかなく、終焉を迎えお前と別れる日が来たら、そこらじゅうに残るお前の面影で いっそ狂っちまうんじゃねえかと恐怖さえある。 けれど、お前がいつもそうしているように俺も。 一つ一つ、自分の心の声を聞きながら、お前と手を繋ぎこれからも歩いていきたい。 喧嘩は大きさも激しさも傷も、大きくなる一方だけど、その分成長しなくちゃと 努力して行く事こそが誠実さなんじゃねえかなと俺は思うんだ。 俺はこんなだからとか 諦めはお前に対して失礼だって思う。 吉良はいつも、いつも俺を理解しようと傷つこうとも窓全開で俺を受け入れてくれるから。 包容力…お前のが全然有るんじゃないかと最近ちょっと自信がねぇよ。(笑) 本当、大した男前ですよ。 季節はもう五月。 来月には梅雨、初夏、本格的な夏。 ああ 今年も庭に向日葵の種を植えないと。 執務室の机の下、口付けと 向日葵の種を嬉しそうに受け取ったお前の微笑みは 今でも変わらず 疲れて冷たくなっていても俺の心を照らして、癒してくれている。 有難う。 傍に居てくれて有難う。 何時でも心の底から、この言葉が出る関係そのものが俺の宝物だ。 愛しくて愛しくて堪らないんだ。
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