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12月21日 <著者:ボルドウィン=グランバッハ> 銀の国のパーティ会場に突如出現した白い扉。 調査の為に潜ったが、そこで思わぬ光景と顔ぶれを見る事となった。 白いパーティ会場。何度か単独調査に赴いたから分かる。 あれは虚白の地、王城内だ。あんな滑稽な装飾や賑わいなどあった試しはないが間違いない。 そしてそこに居合わせた相変わらず神出鬼没な黒猫の商人と、魔女フィリア、旅人を名乗る二人組のリゼットとアンゼ、そして見ていると酷く胸騒ぎがする少女エリーゼ。 気になる点は多かった。皆所属も何処から扉を潜ったかも別々、共通するのは白い招待状のみ。 何らかの意図はあるが、不明。 話で聞き出そうにも皆それぞれ分からぬ事だらけではどうにもならん。 会場を抜け出して単独で何かほかに異変はないか城内を調べていたが―― 装備を整えるべきであった。 素手でも異端者相手に制圧できはするが、アレは素手でどうにかならないと察した。 紅き雷。 通路の奥を曲がる赤い雷光を見た。 赤、白ではない者。 私は命知らずでも命が惜しくないわけでもない。 無謀と勇気を履き違えるつもりもない。 挑むならば用意は周到に。この身は不死や再生の秘蹟を持つ訳ではないのだから。 気付かれなかったのは幸い――そう、思っていたのだが。 気付けば銀の国。 目覚めれば体に残る衝撃の余韻、痺れ。 何が起こったか、予想はつく。 確かに通路の先へ消えたと思ったが、あの紅き雷の主が何らかの手段で私の存在に気づき、気絶させたうえで扉に放り込んだのであろう。 見ればスーツの腹部には、掌の形に焼け焦げた痕があった。 舐められたものだ。このボルドウィン=グランバッハを、ただの鼠か何かのように扱ったのか。 許さん。必ず後悔させてやろう。 しかし、こうなると魔女フィリア。あやつは無事か? 確認に向かわねばならぬがもう扉はない。 店へ赴くとしよう。 クリスマスパーティ会場/パーティ大会場にてフィリア様、エリーザベト様、リゼット様、アンゼ様とエンカ。
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