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ーユニー 《報告書内容》 ×月××日 箱庭の森にて、『執行者(エグゼキューター)No.13』を名乗る人物に遭遇。 遭遇時、異端者とみられる女性を追跡中であった事から、マーテラへの侵攻等が目的ではなく、逃亡した異端者の《始末》の為、この地に侵入したものと思われる。 介入により、異端者の保護及び『執行者(エグゼキューター)No.13』の撃退に成功。 異端者は負傷しているものの命に別状なし。 現在治療中。 『執行者(エグゼキューター)No.13』に関する詳細な情報は、別書類に記している。 そちらを参照願う。 《日記の内容》 ×月××日 もぅマジむり……イカれたヤツに目をつけられたかもしれない。 名前は……エーレとか言ったっけ。 首の骨折っても平気だわ傷口から変なん生やすわ、B級ホラー小説の怪物かっての。 アイツがいるクローカシアには、ほとぼりが冷めるまでいかないようにしないと。 にしても、人間からあんな怪物みたいになったっていうのは、本当なんだろうか。 死んだ仲間すら『殺したかった』なんて言うアイツも、孤独では生きていられない。 『人殺し』という形で、ヤツも繋がりを求めているんだ。 ……その筈だ。 異端者のクラスタは、ウチで引き取る事にする。 反対するヤツもいるだろうが構うもんか。 アイツは生きたいって言った。 なら、そのチャンスくらいはくれてやるべきだろう。
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