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10月31日 <著者:ボルドウィン=グランバッハ> 虚白の地の異変、変化を察知し報告の為に戻ったは良いが、下らん仕事を押し付けられた。ハロウィンで餓鬼共に菓子を配れ等と、そのようなものは末端の修道女にでもやらせれば良いものを何故この私がやらねばならんのだ。解せぬ。 そして、仮装ばかりの偽物の中に本物の魔女を見付けた。フィリア。魔女の店を営み、怪しげながらも効果は確かな薬や道具を売りつけて店に篭る輩が日中街を歩くとは珍しい事もある。 雨や槍が降るかもしれん、と思ったが正直そんなものとは全く別物の問題が降って湧いてきた。おのれ魔女め、出不精が出歩く珍しい事なんぞするからに違いない。 ともあれ、問題――ハロウィンの暴徒。正確には暴徒のように振る舞う怪異、始めは半信半疑だったがあれは紛れもなく白夢であった。 天蓋花の守護結界を透過したのか?そもそもこれだけ大量の白夢が彼の地ではなく何故街中に湧いてきた?謎は多いが、魔女に協力をさせて何とか指揮官であったらしい何とも俗物的な酔っ払い白夢を沈黙させる事で他の白夢を撤退させる事に成功した。 何となく何故あれだけ攻撃的だったのか予想がつくが、あまりに阿呆らし過ぎて語る気も起きん。 しかし、巫山戯けてはいたが、この状況は笑えん。何が起きた?何が起きている? 今回は悪ふざけで済んだが、もしこれが本当に害を成すのが目的であれば被害は甚大となっていたに違いない。 魔女には後で作戦の為に利用させて貰い、ついでに扉を蹴破ってしまった店の修繕費を請求するようにと伝えておいたが、まああんな店がそんな高い修繕費を必要とするとは思わんしこれぐらいは良かろう。 まずは事件の顛末を報告し、調査を進めねばならん。 (神経質な字で後日、更に殴り書きされる。) おのれ、魔女!なんだあの額は!?扉は良いとして軽く踏んだ程度で砕けるようなやわな屋根や白夢が傾けた壁の修繕費まで何故払わねばならんのだ?第一備品もそれほど壊れていたように見えんぞ!そもそもそれにしたって額はこれが適正だというつもりか?油断した。次に店を訪れた際にはきっちり余分な金を払った分飼い主に対し何をしたのかしっかり教えて反省させてやらねばならんようだな。 銀の国/神聖都市シルヴァ/ハロウィンイベント フィリア様とエンカウント
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