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朝凪を唄う風が月を落とす。採光の昨夜をとく手巻き蝋燭のゆらりを指先で消すようにおしまいとした。撫で下ろす優しい馨を、理解に心開いたなら、嘘つきな対話との数分。無防備から飛翔としては重大な、逆巻きの風を、どれだけ前向きに捉えられるか。 さわらないで。再び月を誘い、重なり合うならあたしは敏感なトーンであると理解するしかなかった。 夢、感覚、身体は終わるから。戸惑う苛立ちを、明けゆく斜日に飛べるのは影絵遊び。黄昏れ無しの大地の、自身は、配列された雪見障子で俯く。 おかえりなさいと受け入れ昇華、落ちてゆくなら小さい揺らぎ、浸透の葉。眼を無くせば、風待ち。時には本能をなぞる、いびつ。これも蝋燭の融解跡。 意識は限界を超えてゆくから、開くべきであった。自身を疑い続けながらも拒みきれない。深窓には、あたしが。異窓では、あたし、を、見ていた。
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