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「離せ、離せよ!嫌だ!俺を、ここから、出して」 門の内側で叫ぶルークを白光騎士団の二名が押さえ付けていた。 もがき続けるルーク。 ルークの母親が夫に縋り付き、公爵本人は渋い顔をしてルークを見ていた。 その傍にはラムダスが控え、遠巻きにメイドたちがルークを見守っている。 「出して出して出してよ!嫌だよ!もう出して」 幼い彼はそのまだ発達途上の腕を振り上げ、拳を石造りのタイルに打ち付けた。 潤んだ瞳が門の奥を映し出す。 柵の内側から手を伸ばして外の世界に少しでも触れたルークを、ナタリアはその外側から見ていた。 ---------------- お願いします。 誰か彼を助けてください。
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