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「お前は何処から来て、何処へ帰るのでしょうね」 彼女の寝室のテラス。 そこで彼女は小鳥たちと戯れていた。 風が緩やかに彼女を包み込み、彼女の笑みを誘う。 ルーク様の言伝を預かったガイは城に訪れ、そして切なく笑う彼女を見て胸を高鳴らせた。 ――自分に言われたのかと思った。 小鳥が飛び立ち、その背を追うように暫く見詰めていた彼女は、ようやっとガイの方へと視線を寄越した。 幼いとばかり思っていた少女が、先程の彼女からは想像できないような全ての感情を押さえ込んだような表情をしている。 「お前はどう思いますか、ガイ、」 ――これは何の高鳴りだろうか。 ----------------- 小鳥は籠へ戻らない。
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