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平和島静雄の腹にナイフを突き立てながら、折原臨也が鮮やかに笑う。 「ねぇ、なんで刺さらないの? 欠けた刃先を何度も突き刺し、尚も臨也は笑う。 楽しくて、楽しくて仕方がない子供のように。 「…っ、」 勢いのまま自らの手まで傷付けてしまい、臨也の動きがピタリと止まる。 目前の相手からは中々流れない赤が、自分から簡単に流れている。その光景を、ただじっと見つめている。 地面に流れ落ちる前に、舌で傷口を舐め上げた。 鋭い刃先で切ったそこからは、ぬぐった後も再度鮮血が零れ始めていて、うっとおしげにそれを見ていた臨也だったが、目前の男から羨望に似た視線を受けている事に気付き、血で染まった唇で弧を描いた。 「羨ましい?」 「…………っ」 男が慌てて目を逸らしたのを、目を細めて見つめながら、臨也は囁くように言葉を零す。 「シズちゃん、痛いのが好きだもんね。でも出鱈目なシズちゃんを痛くしてくれる相手なんかいるのかな?」 「……………」 黙ったままの男を見つめ、臨也は笑みを深くしていく。 「――いないよねぇ、俺以外」 いまだ赤が流れる指を、当然の如く男に向けて。 「舐めて。綺麗にしたら、痛くしてあげる」 再び臨也を捉えた瞳が揺れる。 そうして、戸惑いながらも臨也の手を取った男を見て、彼は再び笑うのだ。 <b><font size="+2" color="#CCCCFF" face="MS P明朝">狂気を、微笑みに隠して。</font></b> <font color="#CC99FF">(まだだよ、足りない。これくらいじゃ、全然足りない)</font> ――――――――――――― <font color="969696"> シズコン=シズちゃんにコンプレックス持ってる臨也さんだったらいいよね!とツイッターでたぎりました。 しかし、この臨也さん…女王様に見え…ごふげふ。 </font>
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