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冷える。指先から、爪先から、血の気が引いていく。この鋭く凶悪な爪がこの身を裂く可能性など、微塵の程も考えちゃいない。そんなことに怖気づいているわけじゃない。 嘘を知らない彼の口から発せられる、核心を聞くのが恐ろしかった。ただそれが迫り来る予感から逃げ惑いたい一心で、気付けば哀願するように目で訴えていた。彼が次に口を開く瞬間が来なければとありえもしないことを望んでいる。 お人好しの二の舞など願い下げだというのに、明確にされてしまえば、ついに戻れなくなる。それならば。 「テメェは、撃つんだ」 「ためらわずに裂いて、殺すんだ。あいつがそれを出来なくても」 ウルフの隻眼が、その間にファルコから逸らされることはなかった。未だ冷め遣らない、昂った感情をどうすることも出来やしない。 --- 不本意な方向へ事が進んだので没です。 もっとこう、じめじめとしたものを。もっとこう、糸をひくような、なんかこう、ねばねばしたものを書きたい あれだねファルコは媚びるべきでないね でも媚びたら媚びたで滾るよちくしょう!! いいなあウルフ!ちょっとウルフ、面貸せ!そこ替われ!や、ちょ、一日だけ入れ替わろう!おまえばかりいい思いをするのは! ずるい!!!
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