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「クロスミラージュ、テストモードリリース」 《Yeah》 「……?」 ティアナが不思議に思って見ていると、なのははクロスミラージュをティアナに渡した。 「モードUって言ってみて」 「は…はい」 手渡されたクロスミラージュをまじまじと見た後、一言だけ呟いた。 「……モードU」 《Setup dagger mode》 そんな音声と共にクロスミラージュの銃身が変形する。 銃底が後ろに下がり、そこから銃口にかけて魔力刃が円を描くように展開され、さらに銃口からも魔力刃が伸びる。 「これって……短剣?」 「ティアナは執務官希望だから味方の援護じゃなくて個人戦になることが多くなるって思って準備してたんだ」 ティアナからクロスミラージュを取って、待機状態に戻すなのは。 「……本当はあの時、クロスレンジをするつもりでした。だけど、零慈さんがお前にはまだ早いからこっちで我慢しろってあの作戦を教えてくれたんです」 「……そう、なんだ」 「でも、なのはさんがそこまで考えていたなんて知らなかったです。……無茶やってすみませんでした」 突然頭を下げるティアナ。 「いっ、いや、私の方が謝らないと駄目だよ。ティアナの気持ちに気付けなくて砲撃撃って……ごめんね」 それを聞いたティアナは悪戯っぽく笑って、「じゃあ、おあいこって事で」と言った。 「そうしないと何時までも続きそうですし」 「……そうだね」 二人はお互いの顔を見て、笑った。 その時―― 『シャーリーさん、サーチアイ1、フィルーナさん、ガジェット殲滅しました!』 「今は駄目だってば!」 「わ、わ、シャーリーさん聞こえちゃいますよ」 「……」 「……」 茂みから聞こえてくるメカニックとフロントアタッカーの声に、二人は再び顔を見合わせ、頷くと各々のデバイスをこっそり起動させる。 そして一斉に魔力弾を放つ。 「アクセルシューター!」 「ソニックバレット!」 放った魔力弾は声がした茂みに直撃し、複数の悲鳴が響いたのだった。
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