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08年ダービー馬のディープスカイが左前浅屈腱炎を発症し引退を表明しました。 非常に残念でありますが、先日急逝した父アグネスタキオンの後継種牡馬として良い産駒を残せる様、期待したい所です。 極限の速さを追求し生産されるサラブレッド。 「ガラスの脚」と言われている競走馬にとって、故障は常に付き纏う恐怖です。 ・ナリタブライアン ・キングカメハメハ ・アグネスタキオン ・タニノギムレット ・クロフネ ・ダイワスカーレット その他多数… ディープスカイと同じく、屈腱炎でターフを去った名馬達です。 しかし、屈腱炎から劇的な復活を果たした馬も。 08年、JCDを制したカネヒキリがそうですね。 が、それでも復帰するまでに2年半以上もの時間が かかったのです。 屈腱炎とは簡単に説明すると骨と骨をつなぐ腱繊維の一部が断裂し(人間で言えばアキレス腱断裂の様なモノですかね?)患部が熱を持ち腫れあがる症状です。 非常に完治するのが遅く、再発の可能性が高い事から 「不治の病」 と言われています。 不治の病と言っても屈腱炎で命を落とす、と言う事はありません。 あくまで競走生活に置いての…であります。 生命に関わる故障で一番に思い浮かぶのはやはり、 「骨折」 でしょう。 軽い症状なら心配ありませんが、ライスシャワー、サイレンススズカ達が競走中に発生してしまった重度の骨折、 「粉砕骨折」 この場合、現在の動物医療で治す事はほぼ100%に近く、死へと繋がります。(予後不良診断を下す) なので、苦しみながら死んで行くのを避ける為、 「安楽死」 と言う処置が施されるのです。 (※安楽死…治癒の見込みが絶望的であり耐え難い激痛からの解放を願い死を施す処置。薬剤投与が主になる。) これは人間側のエゴの様に感じますが、人間が創り出した産物が故の責任の中で出来る、最大限の事では無いかと私は思います。 (この事に関しては色々物議を醸し出すのでこの位でご勘弁を。) サラブレッドは500キロ近い体を細い4本脚で支えている訳で1本でも失えば残った脚で支えるのは不可能なのです。 06年、米ダービー(ケンタッキーダービー)を無敗で、しかも6馬身以上差をつけ制した バーバロ。 2冠が懸ったプリークネスSで故障を発生し競走中止。 粉砕骨折でした。 この時、普通なら安楽死処分になる所ですが、関係者、ファンの願いで翌日に大手術が行われました。 何とか一命を取り留めたバーバロでしたが、合併症、最終的に蹄の病気から結局、安楽死と言う選択を余儀なくされました。 日本ではテンポイント(5歳没、尾花栗毛)がバーバロと同様、手術を試みた後、死亡しました。 こう言った悲劇を繰り返さない為にも、動物医療が発展し、助かる馬が増える事を願いたいものです。 死に至らなくとも、故障によりターフを去るというニュースを聞くと堪らなく寂しい気持ちになります。 究極の速さを求めたが故に付きまとうリスク、 「故障」。 だからこそ惹かれる部分があるのも事実。 ただ、時代と共に少しでも悲しい、寂しい思いを減らせられる様、発展して貰いたいと願います。 それではまた、次回に。
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