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リレー小説の方の前のお話かもしれないよ 簡単に言えば街が吹き飛んで生き地獄になる前の話 「今こそ!汚れきったこの街…この世界をリセットするべきだろう!?」 「議長、あなたは正気ですか?そんなことすればどうなるのかくらいお分かりでしょう!?」 「あなたは我々もろとも殺す気か!?」 「あぁそうだ!分かるか?この汚れた空気!荒れた大地!蔓延する謎の病気!…もうこれしかないのだ…!」 荒れる会議室の中、一本の電話で急に静かになった。 「…もしもし?…あぁ私だ議長だ…!!…そうか。拡大は防げないか…」 静かに電話を置いた。 「コード:Rの発動を宣言する」 議員達は出口に向かって一斉に逃げ出した。我先にと言わんばかりに。 「ふふふ…もう手遅れなのだ…!」 議長は椅子に座って静かに拳銃を取り出し頭に突きつけた。 「あぢー…あいつ何分またせんだ…」 炎天下の噴水の前、もうダウン寸前の彼が居た。 「すまんな、普通に遅れた」 「てめ、今何分だと「じゃあさっさといこーぜ」」 遅れて来たそぶりを見せない友に少々気分を害しつつ、歩き出した。 「そういえばさっき速報で見たんだけどさ」 「んー?何が?」 遅れて来た友であるネロが話しを切り出した。 「議会で何か合ったらしい、議員達がこの街を一斉にでてったんだとさ」 「なんかあったんじゃないか?逃げ出すほどのことが」 PETボトルを開け、飲みながら適当に返事しているジンがまだ怒ってるように見えたのか 「まぁまぁちゃんと聞けよ、遅れたのは悪かったからさぁ」 「これでお前は何度目だよ…」 ジン達は街並みを外れ、森に来た。 「さぁて…ここなら誰にも当たらないだろ」 ジンは背負っていた黒く長い箱と持っていたアタッシュケースを静かに下ろした。 「まぁな、一応ここの持ち主にも言っておいたし」 ネロもアタッシュケースを下ろし、中を開けた。 「やっぱりいいね、自分の銃ってのは」 カスタマイズされた拳銃を取り出しマガジンを入れた。 ジンは既にライフルの調節に入っていた。 「ちょうどあの木が見えるだろ?あの木の幹に当てるんだ」 スコープを覗き、言い終わる前にトリガーを引いた。 木の幹に何かが当たった音がしたのは1秒掛からなかった。 「この距離ならネロでも充分当てられるだろ?」 ネロは鼻で笑い、構えて同じくトリガーを弾いた。 幹の中心に近い所が大きく削れた。 「よゆーよゆーなめていたらこまるね」 二人は交互に撃ち合い、気がつけばもう夕方になっていた。 「…なぁそろそろ帰るか、日が暮れたらみえねーしな」 ネロはマガジンを抜き去り、後片付けを始めた。 「あと一発…いいだろ?」 ジンはライフルのスコープを覗き、精神を集中させた。 幹から木の粉が吹いた。そして貫通していることを確かめた。 「よしかえろーぜ…って何見てんだ?ネロ?」 ネロは携帯の画面を見て青くなっていた。 ジンは携帯を引っ手繰り、液晶に浮かび上がった文字を読んだ。 −消滅!?− 議会で今日、最悪の結果を出してしまった。 皆さんこの街からできるだけ離れてください。 この街は今日で滅びます。 ミサイルの落下予想時間は7時42分頃です。 それまで皆さん避難してください。 ジンは急いで時計を見た。アナログの腕時計は7時41分を指していた。 「ネロ!にげ――」 7時41分56秒、業火が何もかもを吹っ飛ばした。
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