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こんな筈じゃなかった。 ニュートンが、只の総受け。← ─────────────── ─ ─ ─ #第一回、リモート? バーチャル? オンライン飲み会 『──ハッ、』 カンペ:ようこそ。夢の古川システム初、バーチャル飲み会へ! 『え? え? …ここ、は??』 『しょ〜ねん、おはー』 『やっと、これで揃ったって訳か?』 『……??、──氷堂指揮…? イノセ、さん?! …あっ、あの! 俺っ───!!』 『無理だ─。ここは、飽く迄も“ゲームの世界”で。“核心”っつー、物語…ストーリーに関する事柄関連の話題、またはワードまでを。厳しく規制されてる。お前が今、俺らに話そうとしている言葉らは悉く。弾かれる───』 『そんなっ…!?』 『──いやぁ〜。“魔王様”の仰る事。どうやら、その通りみたいよ? 少年。残念ながらな…』 『………っ、て! 言いますかっ! 何でこんな状況なんですか、俺ら!?』 ──ぎゅー!! 『──“三人掛けソファー”だからって、何もこんな広い部屋の中で、こんな密集する必要なんてないと思うんですけど! “密”じゃないですか、こんな! それに、席なら幾らでも空いてるじゃないですか! お二人共、近いですよ! 近過ぎます! 真ん中、座ってる俺の身にもなってくださいよっ! 恥ずかし過ぎるでしょ?! もう、この全てがっ…!!』 『───んな事、言ったってなぁ〜。俺らもフリーズしちまってるみたいで動けねんだから、仕方ねぇだろ…。我慢しろ。 (ちゃっちぃんだよ、このバーチャルシステム……)』 『…ホント、ごめんね? 少年。俺みたいなオッサンに片手握られたままフリーズだなんて、キモくて嫌だよね。よりにもよって“恋人繋ぎ”だし──』 『氷堂指揮っ!! それ、言わないでくださいよ!! 自覚しちゃうと余計に恥ずかしいですからっ…!! ──あと。指揮はオニーサンですよ、まだ。氷堂指揮だから俺、まだギリ、堪えられますけど。でも、それとこれとは別で……そのっ、やっぱ………恥ずかしいから…。 (ごにょごにょ)』 『少年…』 『オイ、優人──』 『(ビクッ) ……な、何でしょう。イノセさん…』 『───“お前”は、“俺”の“何だ”…?』 『…えっ、』 『え、じゃねぇ。答えろ。そいつの前で、今すぐ。じゃねぇと、このまま絞め殺す……』 『ちょ、ちょ…?! イノセさんっ、右手、動いてんじゃないですか!? フリーズはっ…!?』 『………。何故か、右手(ここ)だけ動く』 『本当ですか?! 嘘ついてませんか、イノセさんっ! ヤキモチとかなら、今は勘弁してください! しょ、しょうがないでしょ、だって色々と?? そんなんで殺されてたらこっちは堪りませんよっ!?』 『魔王様もよー。ソファーの背凭れに置いた側の腕で、少年の肩、ホールドしてんじゃない。──手ェ握る(これ)くらい許しなさいよ。それとも、そんなに譲れない訳? 指一本、触れんなとか言いたい訳? 心が狭過ぎない? 男として』 『テメェは黙ってろ、氷堂…。お前に兎や角、言われる筋合いはない』 『くっくっ、ジェラシー?? そんな余裕ない訳? 魔王様』 『・・・あ?』 『喧嘩しないでくださいっ!! 間、挟まれてる俺の身にもなって!!』 『……少年? 何? もしかして、“部外者なのに”巻き込まれちゃってるとか思ってるの?? 言わして貰うけどさ、その君の言うケンカ?の火種が少年、君自身よ? 判ってる、その辺…??』 『…えっ、いや。だって、え。──俺が、何したって言うんですかっっ?!! そんなぁ…!!』 『………。こっち向け、ネコ──』 『何ですかっ!?、イノセさっ……!!』 ──べっろぉお…… 『──ひぃっ!!? (ビックゥー!!)』 『…………わぁ。眼球舐めとか、魔王様、まじヘンタ〜イ。少年、固まっちゃってんじゃんよ、カワイソウ』 『──ナニ、泣いてんだ。お前…。んな、嫌だったか?』 『…いや。これは……生理現象というか、吃驚し過ぎて───、』 『・・・・・・、』 『イノセさん…?』 『あー、クッソ…。今、滾ったのに身体動かねぇとか、マジでクソだなっ──。この際、外野居ようが構わねぇとか、ちょっと思ったのに………』 『何、言っちゃってるんですか!? イノセさん! 氷堂指揮の前で、これ以上したらぶん殴りますからね、俺…!!』 『────ったくさぁ、お宅ら。…あんま、人の事、部外者扱いしてイチャコラし過ぎじゃねぇのか? さっきから』 『あ! ごめんなさい、氷堂指揮! お見苦しい所を………』 ──べろぉっ…… 『──ふぁっ…、あっ…………やっ、何して………ひょう、ど……さっ………』 『オイ、馬鹿ネコが。えろい顔と声出すな。勃ったら、どーすんだ。動けねぇのに──…、』 『…ちょ──、この状況で……他に言う事っ…、無いんですかっ…………はぁっ、んっ…』 『あれだねぇ〜…。されてっ時、されてる相手と違う相手に感じてる顔を晒させる行為とかさ。…燃えんね。』 『…は? ───あっ…、ちょっ……ホント、やめてくださ、氷堂指揮っ………』 『──耳ん中に舌、突っ込むとかよー。オメェもなかなかの変態振り晒してくれてんじゃねぇーかよ、俺のモンに。』 『…………張り合う、とこじゃ……なっ───!!』 ──ッ、ピチャ…… 『……!、』 間。 『────はっ…、はっ……、──な、んで…こんなっ………!!』 『──あー。確かに、これは…』 『複数人ですんのも悪かねぇーんじゃとか、初めて思ったかもな。』 『こんだけ反応イイと、悪のりしちゃうよね。つい───』 カンペ:何で、こうなった…?? ────続かない。(笑)
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