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Hello " ジッコ突撃艇"1-2 それはそれはひどい目にあった。 まず、片思いのるなから、友達の彼氏候補に選ばれたのが最悪だった。 更に放課後には、件の彼女……火野響子の前に、連れていかれたのだ。 「ジョニ子ちゃーん!」 にこやかに、火野に向かって手を振るるな。 そんなるなとは、対照的に火野は明らかに刺々しい態度だった。 火野響子……。美人にして、入学当初はバレー部期待の新人『真紅の稲妻』と、ちょっとした話題になった少女……。 荷が勝ち過ぎている……あからかに、自分には無理だと乾は革新した。 着いてくるのを、拒否し、用事があるとさっさと逃げてしまったゆかは大正解だ。 自然と、一歩後退り……。 るながオーバーアクションで火野に、なにやら、話しているのが聞こえる。 既に職務放棄していた乾の耳と脳は、話の内容は解らない。 ただ……火野の表情がみるみる内に、凶悪なものへと変貌していくのが解り、乾は更に一歩後ろへと下がったのである。 「ふざけないでよ!?」 火野の一喝。 それと同時に振り上げられた手は、るなへと撃ち下ろされた。 「どうしたと言うのじゃ、乾?」 その夜。片想いの娘に女の子を紹介され、そして、るなと共に手酷く怒られ、溜め息しか出ない乾。 そんな乾の様子に、マルマルは心底心配して、声を掛けるのであった。
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