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夜中に泣き続けたリリカは、朝になるとスヤスヤと眠っていた…… メ『で、なんで私がまた朝ご飯を作ってるのかしら? 今日の当番はリリカだったが、朝に様子を見に行った時はまだ寝ていたのでしかたなく朝食をメルランが作っていた。 メ(姉さんも変わってくれても……ブツブツ…) 文句を言いながら準備をしていた時…… ル『おはよう。』 メ『わあ?!お、おはよ!!』 ル『何を驚いているのだ? メ『な、な、ナニもないですよ!』 ル『?』 不思議に思いつつ鍋に火をつける ル『今日はコーヒが飲みたい気分だから自分で作るよ……』 メ『う、うん……』 そしていつものようにリリカを起こしに行くメルラン…… メ『リリカちゃん。ご飯出来たよ〜』 リ『う、うん…』 リリカは少し戸惑いながら台所に足を運ぶ…… メ『はい。今日は朝からオムライスで〜す♪』 り『…重いね…』 ル『…重いな…』 メ『……いただきます♪』 二人の言葉を聞かなかった事にして食事につくメルラン。二人も手を付けてくれているようななので少し安心した。 しかし…また会話がない…今までも会話は少なかったが、昨日のリリカがアレたったので何か話題が欲しい。 メ(やっぱり私が……) メ『ね、ねえ!』 ル『大事な話があるから聞いてくれ。』 メ…………… 姉さん…狙ってるの…… ル『私はこの一週間、ソロ活動をして気付いた「本当に大切な音楽は何か」と… 二人の妹は姉をまじまじと見つめ、次の言葉ゆ待った。 ル『私には足りない音がまだある。その事に気付いたのは昨日だった…遅すぎた……』 り『姉さん……』 メ『………』 ル『私から言い出したソロ活動だったが…すまない!!もう1度最初からやり直してくれないか!?』 メ『姉さん……』 り『………』 少しの間沈黙が流れる……ほんの1分にも感じた時間が何時間にも感じた…… り『私は……』 口火を切ったのはリリカだった。 り『自分の音を忘れて人気者になる事しか頭になかったよ……でも……私の前から人がいなくなって行くのを見て何もかもが壊れかけだった…』 ル『…………』 メ『リリカちゃん…』 り『夢の中で変な人が話しかけてくれたの…「自分の好きなように演奏するのが1番だ。しかし相手に感動を与える事はもっと大切だぞ」って… 』 ル『あっ……』 自分の言った言葉を思い出すルナサ…… り『姉さん…私も初めからやり直せるかな………』 泣きそうな声だったが、力だけは感じた…… ル『……ああ…もう1度幽霊楽団の出発だ……』 二人の会話を聞いて目頭を熱くするメルラン……
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