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「ラブソングや、恋愛について綴った詩文ばかりが幅をきかせているが、 人生はな、恋愛ばっかじゃねえぞ。 恋愛ばっかじゃねえんだぞ。 ねえんだぞお。」 と、叫んだら横を通りすがったイケメンの男に、 「強がり云うなよ。負け犬が。」と云って両手にイケイケの女の肩を抱きながら連れ込みホテルへ入っていった。 悔しくて涙が出た。 羨ましくて下唇を噛んだ。 上唇を噛んだら間抜けな顔になるからだ。 俺だって、 俺だってイケイケの姉ちゃんをはべらしたいよ。 連れ込みホテルに入りたいよ。 だけどなぁ、俺はそのエナジーを芸術に昇華させるのだ。 いつか見てやがれ。 そしてその日にほえ面かくなよ。 そう云い続けて何年になるのか。 僕は未だ恋愛とは程遠い詩文を書いている。 あの日のイケメンの男はほえ面をかいているだろうか。 今の僕には判る術もない。 ただ、少なくとも僕の隣には未だイケイケの姉ちゃんはいない。 僕はこれからもこうして生きていくつもりだ。 今、インドでは五時だ。
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