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morgue
断片たち
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≫ g
By m.
09-24 19:04
ガルとレムは花売りだった

しーろいはーななら
ふようがいちばん
ほーかのつーぼみは
まーだうれないよ

どーのこもきょーうが
いちばんきれい
あーしたはあーしたで
きれーいだけれど


かーべんにひーとすじ
くーろいきずが
つーめでかーかれた
だーれかのしるし
pc
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≫ k
By m.
09-24 19:00
頁をめくる様に朝が再生する

隠れた海の向こうから犬の咆哮とベルが聞こえる

魂は夜のうちに折りたたんで箪笥に隠していたから
窓を破られても平気なの

これは
紙でできた
袋です

ほら、
ふくらんだりしぼんだり
滑稽でしょう

臍の下から裂け目まで、真っ直ぐ道が出来ている

毎日決まった時間に飛行機が通るわ

明日は陽だって昇るはず
pc
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≫ 1
By m.
09-22 00:04
誰か私の舌を裂いて
蝶のように留めて

少女の姿で赤鬼は
肉をびらんに打ち開き
腕を引きつるその影は
腐れる水鳥のよう

枯れれば砂に変われたものを
pc
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≫ ハ
By *
06-12 20:49

わるいとことをかじられて
はんぶんになったかたちのまま

そらをすべってはしまでいって
えいえんに
まっさかさまのなか

ふりきれてしまうまで

pc
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≫ ロ
By *
06-12 20:46

あ、たま
うし、ろ

コガネムシ



がら、ス窓、に
ぶ、つかる 音

おと、

雹がふって、くるみ、たい


ひりつ、く、のは
ゆび、で
あし、で

みえぬところ
やぶれる
かじつ
たましい


pc
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≫ イ
By *
06-12 20:42

予感に撃たれて
東へ向かう

果てには今にも塔が崩れる

女は
ただの、ただの、ただの端女

宿し、走る女

pc
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