※たまには詩でヘィラッシャイ
穴
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By たった一文字
05-08 04:08
地獄の中にそれはあるのだ
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By こころ
04-02 00:23
理不尽を恨まぬはずがないのです
誰もが哀しい夜でした
私だけではないのですから
あなただけでもなくてよかった
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By 節電に類する何か
03-25 22:21
左手の傷む日は
博打に負ける事がない
女を買おうと思う日は
不思議と賽に嫌われていた
公営博打が休むから
常盆は今日も賑わって
二割五分の金が消えてく
君と離れて
北へ向かって
種を残して
金を送って
駅前にうずくまってる
臭えば賭場にも入れやしない
言い訳をして宿を探した
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By after
03-19 21:29
せめて今夜
あいつの髪を
濡らさないで
三月の雨よ
せめて今夜
あの日の夢を
見せないでおくれ
桜の蕾達よ
緩やかに日々が過ぎ
少女がまた命を紡いで
いつものように花が咲く
そんな日を信じて
人は生きてゆく
あの傷も縫えぬままに
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By 三月十六日夜
03-17 00:03
なんだってんだこの夜は
あの娘が死んだと聞いてすぐ
奴が死んだと携帯が鳴り
俺は無事だと友が泣く
こんな哀しみと喜びを
どれだけ繰り返したのなら
あの街の少年はオレになるのか
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By 垢の歌
07-28 03:22
空と海と山の
ただ美しきところ
飾らぬ人たちの
終わりまでを見守る
柿色の夕暮れ
電車の過ぎた静寂
思わぬ海鳴りに震え
誰かの影を探した
なれど故郷を捨てし心は
どれほど何を待ち居りたとて
己ひとりの心でしかなく
寂しきままに歌へ逃げ
人を避けてはまたちぢこまり
ひとりで酒を呷るのでした
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By 夏
07-21 21:24
臑の骨を
携帯で叩いて
カウントをとる
何故か切ない
木造のジェット機
爺さんのツレは死んだ
黒塗りの街宣車
オレのツレはケツを掘られて
ブルースは定型だと
穂積も知らないおっさんが言う
暗誦するヤツよりウザくはないが
夏はジンを生で飲んでいる
桜花御巣鷹45の事故
あの子が産まれた二十三日
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By 憐れむ人を
07-07 03:38
幾日も幾日も飯にありつけず
ただ食いたくて食いたくて盗んだ
賞味期限切れ近い食パン
人が来ない水場が近い
車で入れず逃げやすい
そんなねぐらで食うそれは
いつかの寿司より旨いのでした
失礼とは思いましたが筆を云々
見たところ貴方様はまだ若く云々
私共でも力になれる事は云々
そんな手紙と弁当を地べたに叩き付けた
逃げてやる逃げてやる
たとえ飢えても人でいたいと
吠えてた愛玩犬は鏡を知らない
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By 十八禁
03-06 05:40
自分を右翼と言うのなら
国際通りの裏道で
米兵殺してくれないか
犯された少女に代わりて
あるベトナムの少女は
便所の窓から戦車を撃った
南京で犯された女達の哀しみ
原爆に焼かれ贖ったなら
私はアメリカ人を憎み
彼等は私達を蔑んでいる
だから同じ人間なのだ
並び立つまで譲れない
今はまだ殺し殺され
我が子を守る事しか出来ぬ
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By 迎え酒
01-26 02:33
優しく足の火照るほど
川沿いを古書店まで行き
帰り道に干し魚を贖い
家まで煙草を我慢していた
やわらかな花の芽に
この視力では届かぬものの
窓辺の他に場所がない
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