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※彼岸花
あっぷ
「花の匂いがする…」
老人が力なくそう呟く。
「そう…」
白髪の青年は死期の近いその老人の顔を、無表情で眺めながらそっけなく返す。
そして、老人の両目を徐に両手で覆った。
「市川さん、何か見える?」
「黒い…彼岸花が見える」
そうだ。
黒い華の香りがする
俺という暗闇の中で
溺れてればいい
「離さないよ」
最期が来ようとも…
貴方だけは。
「…白い蝶が飛んでる」
++++++
ホラーになってもた´`;
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