ホワイトデー・神田
以下、おまけSS↓↓↓
「神田、入りますよ」
任務を終え自室で休んでいたアレンに、神田から呼び出しがかかったのは、つい先程
神田に呼ばれるのは珍しいと、訪れてみれば…
「…何ですか?ソレ…」
無言で差し出された物をしげしげ眺める
(これは、どう見ても、巨大な…)
「飴だ。…やる」
神田はぶっきらぼうに言い、巨大な飴をアレンに手渡した
アレンは破顔し、飴を抱きしめる
「ありがとうございます、神田!…でも、どうして?」
「…3月14日」
「あっ…!」
ホワイトデー
「お返し貰えるなんて、すっごい嬉しいですっ!」
先ほどよりも、本当に嬉しそうな笑顔で
「モヤシ、イノセンス発動」
「アレンです!…こうですか?」
しっかり訂正しながら、神の手を発動する
「コレもやる」
そう言って、アレンの手に巨大なモノを重ねていく
「ラムネにチョコ、飴玉に…」
いずれも巨大なお菓子たち
「これ、全部食べていいんですか?」
「足りなくても、もうねぇぞ」
「十分ですよ!」
巨大なお菓子は、そのまま神田の気持ちのような気がして
アレンは笑顔のまま言った
「勿体なくて食べられません!」
「勿体ねぇから残さず食え!」
言葉は正反対でも
ココロは同じ
━━━お菓子のように甘い時間を、ずっと━━━
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