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「続・土佐の鶴」(坂似)
前回の続き。
鶴のお礼にチューする社長。

似「何…してんだい?」
坂「おんし見とったら、チューしとうなったきに」
似「…頭、大丈夫かィ?アンタ」
坂「アハハハハハ!、ダメかもしれのぉ」
似「目が見えてんなら、ちゃんと相手の形を見てからにしな」
坂「ちゃんと見ちょる。照れた顔も可愛いぜよ!」
似「…変わり者はココの連中だけで充分だよ…」
坂「こげん可愛い子、閉じ込めとくのは勿体無いきに。おんし、うちに来るかえ?」
似「うち…って?」
坂「申し遅れました。わし【快援隊】の社長しちょります坂本辰馬っちゅーモンです。おんしを雇いたいと思いますきに」
似「さか…もと…、土佐の坊ちゃんかい?」
坂「あはははは!、そう呼ばれるのも久し振りじゃぁ!。…え?」
似「あの小五月蝿い坊ちゃんがねェ。立派になったもんだ」
坂「…もしかして、にぞたん…がか?」
似「似蔵だよ、相変わらず…他人の名前を覚えないお人だ」
坂「まっこと!にぞたんがか?!。久し振りじゃぁ!今まで何処で何しとった!?」
似「まぁ…見ての通り色々あってね、今じゃただの飼い犬だよ」
坂「そか!そか!。にぞたんなら話が早いちゃ!。早速話し付けて来るきに待っちょれ!」
似「いや、あのね。話って…まだ行くって言ってナイじゃないか」
坂「あははははははは!。おーーーーい!」
似「…まったく。相変わらず落ち着きの無い坊ちゃんだ…」

坂本と辰馬の過去捏造。
金持ちの坊ちゃん辰馬と雇われ使用人似蔵(兼用心棒)。
戦争が激しくなった頃、目を患い次第に視力を失った似蔵は坂本家を出る。その後に辰馬も戦に参戦。攘夷四天王と呼ばれるようになる。

似蔵は坂本の強引で純粋なアプローチに絆されればいいと思いました。
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