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⊂擬人化ヴィクトリー⊃
☆ヴィクトリーLM312V04
 (GA投稿採用作品)
民間抵抗組織リガ・ミリティアが独自開発した分離合体M.S。なんでも意図的にガンダムに似せた機体らしいんですが、関係はぜんぜん無いらしい。でもビジュアルから入る所がなんだか民間っぽい?
しかしウッソとゆう特別な人種を得た事でその効果は充分あった様ですね。

ヴィクトリーは劇中、分離合体とその量産パーツ補充をフルに活かしたトリッキーなアクションで活躍し実に印象的でした。サイズもそれまでの亜流作品と比較して小さめでヒトと身近に思えましたし、優れた「兵器」としてよりもウッソの為の「ツール」って感じがしました。

デザインは監督からの注文で比較的シンプルなラインで構成されてて割りと好感もてるんですが、いささかバブル期の日本車みたいで「ぬるっ」とした感じが若干ぬるいかしら。
更にその中身はギミックが詰め込まれまくってるから、アクチュエーターとかどうなってるか想像しづらいかしら。
とは言え、戦車の鋳造装甲みたいな仕上がりは前述の「ヒトと身近な感じ」につながってて良いと思えます。

変形パターンはいささか(いやかなり…)無理矢理なトコがあって、特にウエストの処理は相当悩んだみたいですね〜。担当デザイナーさんのその後の作品の凝ったギミックと比較すると、とてもかけ離れたぎこちなさを感じてしまいました。

付け加えるとこの頃はやたらにヒザ下、デカいしねι

あたしが「Vガンダム」を富野作品として知ったのは割りと後の事でした。メカもキャラもまぁるい感じだったから…。それがまさかあんなにヘビィなお話だったとは〃
でも監督は本作を嫌悪してるそうです(それは毎度の事か?(^^;)。スポンサーやら何やらの圧力的要請とかそれに対する監督の創り手としての反発とプロとしての受容とか、なんか「ZG」でもあったよーな確執とかが当時も色々あったみたいです。

確かに商業主義は作品をやりたい様にやらせてくれないしそのくせ使い捨てますからねえ。
(もっとも「ZG」の場合、監督ノリノリの劇場版があの程度の修正だったんだから彼の「不満」も言う程ヒドくはないらしい)

でもそーいったしがらみとかの諸々の事情がその時点にあった事が、結果としてあの形の作品になったのだから、それはそれで良かった部分もあったと思います。
79年度作品だって(ついでにヤマトだって)打ち切りの憂き目にあった事が一概にマズかったとは言えない様に・です。

それにしても「Vガンダム」は音楽がすごいですねー。
平和な曲も戦闘の曲もどこか物哀しくて、割りとお気楽に進む場面ですら曲の雰囲気でこれから先の不安みたいな物を感じさせてしまいます。楽曲も厚みがあってじっくり聴けてとても沁みるんです。

で、それとは別に第1エンディング曲も(いかにも当時のポップス風でしかも歌詞なんか特撮ヒーロー風ながら)好きです。
今さら「Vガンダム」描いたのも実はDVD-BOXのCMで、この曲がガツンと悲劇的に感じたからなんです。

いやでも歌詞は本当に特撮っぽいんですけど。

 雰囲気です〃
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